第22話・メンバー全員出せませんでした。すみませんm(_ _)m ページ24
ななもり Side
「あらきさんが攫(さら)われた……!?」
仲間と共に吸血鬼を倒していると、突然電話が入ってきた。
出てみると相手が最高司令官であることを知り、急いで最高司令官室に来るようにと命じられた。
「あぁ。先程いかさんから連絡があって、それで気付いたのだよ。私が常に側に居るよう命じたnprseは、今まともに話せる状態では無いらしい」
「それで、俺は何をすれば宜しいのでしょう?」
「今から、20班全員で彼を助けに行ってくれ」
「……!!そんな無茶苦茶なっ!!」
そもそも吸血鬼のアジトが何処にあるかも知らないのに、助けに行けだなんて無茶苦茶だ。
それに20班は全員で6人。相手は確実にその人数を超えている……!!
この司令官はきっと、息子が居なくなってしまい狂っている。
「まずは、施設の中が優先です!!そうでないと、他の皆が……!!」
「なんとしてでも早く行かねば!!そうでないと私の息子が死んでしまう……!!」
そう言って、司令官は両手で頭を抱えてしまう。
『早く救急車を呼ばないと……!!死んでしまう!!』
『ごめんな、ななもり。お父さん、お母さんを救えなかったよ』
司令官のその姿に父の姿を重ねてしまう。それは未だ古き記憶を引きずっている己の弱さ故か、それとも……。
「分かりました。では、今から仲間に報告を……」
「そうはさせないよ」
「誰だ!!」
不意に後ろから聞き覚えのある声が聞こえ、司令官が叫ぶ。
吸血鬼?まさか、こんな所まで来てたとは……!!
俺は振り返り拳銃を構える。すると、そこに居た人物に目を疑った。
「Sou」
「''また''会えたね____ななもり」
☆
莉犬 Side
「なぁ、なーくん遅くね?」
吸血鬼を倒しながら、余裕な雰囲気を振りかざしているころちゃんの言葉に俺は頷く。最高司令官に呼ばれたから行ってくると言ってから、かれこれ30分位は経っただろう。
何もなければ良いけど……少し不安だ。
「この訓練室に居る吸血鬼を全員倒してから、最高司令官室へ向かいましょう。恐らくそこに居る筈です」
長い事戦っているせいか疲れが見えてきたるぅとが、大きくて重い鉈(なた)を振り回しながら喋る。
鉈はデカイから一気に多くの吸血鬼を倒せるが、さっきからそれが当たりそうで怖い。早く慣れてほしいものだ。
「そうだね。なら、早く片付けようかっ!!」
俺はそう言って、ナイフを吸血鬼に刺した。
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千冬(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます。長い間待っていただき、本当にありがとうございましたm(__)mこれからもボチボチ書いていきたいと思いますので、楽しみにして下さると嬉しいです♪ (2019年10月19日 22時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年9月5日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - ホトトギスさん» 果たして彼は今後どうなっていくのでしょうか… (2019年3月9日 16時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
ホトトギス - sou… (2019年2月26日 21時) (レス) id: bf948515ff (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - sorasorarinrin1さん» 「あの方もこの方も登場させたい!」と思い増やしていたらいつの間にか多人数になってました(笑)でも多くの歌い手様の色々な様子を想像して書く事はとても楽しいです。応援ありがとうございます(≧∇≦)また時間が空いた時に更新させて頂きます♪ (2019年1月8日 21時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千冬 | 作成日時:2017年10月23日 7時