会議後-2- ページ10
☆
Side→Eve
「ゆいこんぬさんがハサミを刺した?」
un:cさんの言葉に耳を疑う。
「嘘でしょ?」
「嘘だったら良かった。けど、本当なんだ」
てっきり悪質な嘘かと思っていたが、どうやら事実らしい。彼の目が少し潤んでいる。
コラボとかしてたもんな……。
「これで残り……28人」
「そろそろ警察側も動いてくれてる筈。だから、後数日間無事に過ごせば……」
「本当に警察なんて動いてるのかな?」
「あっ、そう言えば許可取ったとか言ってたな。それでも、一方的過ぎるし……」
「動いてたとして、見つけるのに時間がかかる筈。反抗した人達は皆殺られちゃったし」
「反抗した人達は場所が分かった。なら、反抗しに行かなかった人達は場所を知ってるんじゃ」
「可能性はあるけど、もしかしたら反抗が起きた場所とこの施設は違うかもしれない」
確かに……と言って黙り込んでしまうun:c。
「……もう、このままゲームを続けるしかないのか……」
「しかないと思うよ」
そうして、このゲーム初の夜が訪れた。
☆
Side→ not
『今夜は誰にする?』
司会者の声が響く。
「とりあえず、占い師と霊媒師が出てきた事は良かった」
「このまま占い師を狙う?」
「いや、占い師は止めよう」
「なんで?」
「騎士が守ってる可能性がある」
「あー、確かに」
「じゃあ誰にする?」
「ここは騎士の守りが薄そうな霊媒師の一人を狙おう」
「じゃあ、______は?」
「分かった」
そうして、今夜の被害者が決まった。
☆
5月 23日 Eve HAPPY BATH DAY
お久しぶりです。ちなみに人狼視点では一部口調を変えております。
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作者名:千冬 | 作成日時:2018年2月12日 12時