金髪くん×アイドル【男主】 (ページ13)

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アイドルページ13

自分の気持ちを知念に打ち明けてからその後しばらく撮影などが立て続けにあったりして、このカフェに来れたのも将樹くんとご飯に行ってから１ヶ月ぐらいは経っていた。

好きだと自覚してから初めて来るのもあってか余計に緊張しながらも俺はカフェのドアを開けた。

「いらっしゃいませ、、あ、お久しぶりです。」

「ひ、久しぶりです、、」

迎え入れてくれたのは将樹くんで、久しぶりだからか思わず敬語に戻ってしまう。
特にそんなことは将樹くんは気にしてないようでいつものように席に通される。

「最近、忙しかったんですか？」

「あっ、え、うん、仕事が立て込んでたので、、。」

「そうなんですね、いつもお疲れ様です。今日はゆっくりしてってくださいね。」

「はい、ありがとうございます。」

「、、ふふっ、」

「えっ、な、どうしたんですか？」

「いや、敬語に戻ってるなって思って。」

「あっ、、まだちょっと慣れなくて。」

「慣れないって俺の方が歳下なのに、まぁ、これから慣れていけばいいですよ、涼介さん。」

「、、えっ、、！い、今、名前っ」

「なんか呼びたくなったので、ダメでしたか？」

いやいやダメじゃないです！っていう意味を込めて全力で首を振る。なんなんだこの人は、今までは席を通してはい、終わりって感じだったのに話しかけられたと思ったらいきなりとんでもない爆弾落としてきて、、え？俺が好きなの気づいてるの？？

「よかったです、じゃぁ、ご注文決まりましたらお呼びください。」

俺が脳内でパニクってるうちに彼はいつもの言葉を言って行ってしまった。いつもそうだ、爆弾を落とすだけ落として自分はさっさとどっかへ行ってしまう。

俺だけドキドキさせられてなんか悔しい。まぁ、好きなのは俺の方なんだけど。

てか、また注文するために呼ばなきゃいけないってことだよね？え、俺大丈夫かな。