金髪くん×アイドル【男主】 (ページ11)

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アイドルページ11

「今日はありがとうございました。」

「いえいえ！こちらこそ、ありがとう。」

あれから少しお話をしてちょっと彼をしれた気がした。以外にも動物好きらしくそれを知った時は思わず以外…と口に出してしまった。
それを聞いた彼はよく言われますとちょっと照れたような顔をして僅かに耳が赤くなっていた。

あと今中学生の妹がいるらしい、休みの日はたまに一緒に出かけたりもするらしい。こんなかっこいいお兄ちゃんがいたら自慢にしかなんないよな～と、どうしようもないけど妹さんを羨ましく思った。

声を出して笑いはしないものの微笑んでくれるようになった。
今日だけで笑った顔に照れた顔と、いつも無表情のイメージだった彼の表情が見れて特別な日に感じた。敬語も俺の方が歳上だからって外すように言われた。まぁ、彼はまだ敬語なんだけど。

「…俺、こっちなんで。」

「あぁ、うん。今日はほんとにありがとう。またお店行かせてもらうね。」

「はい、お待ちしております。それじゃあ。」

俺が軽く手を振ると軽く微笑んで彼は俺に背を向けて歩いていった。ただそれだけで俺の心臓は馬鹿みたいに早くなる。

「はぁぁぁ、もう、かっこよすぎだって、、。」

思わずその場にしゃがみこんでしまう。
あぁ、どうしよう俺、もうこれは認めざるを得なくなっちゃってるよ。だってもうそれ以外ありえないから。

俺、将樹くんのことが好きだ。彼はただのカフェでバイトしてる大学生で6歳も離れててましてや男同士。こんな想い持ったってどうしようもないのに。でももうどうしようもないくらい好きになってしまってる。

これは早く知念に話を聞いてもらわないと。