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無色 ページ2
「おはよぉ〜!」
自分の机に来てまず話しかけて来たのは、前の席の飯田 千穂だ。
「おはよう」
私もなんとなく挨拶を返した。
私の名前は伊藤 みう。中学2年生だ。
「ねぇねぇ、一時間目理科だよ！」
「そんなに好きなの？」
どうやら千穂は理科の先生が好きらしい。
私には何がいいのかこれっぽっちもわからないけど…
ロッカーに鞄を入れて席につくとちょうどチャイムがなった。
あわてて鞄を入れる男子の姿が目に入る。
私もギリギリだったな…
「よーしホームルール始めるか」
しばらくして担任の合田先生が入ってきた。
いかにもお祭りごとが好きそうな先生だ。
「起立,礼」
『おはようございます』
いつも通りの挨拶。
いつも通りの授業。
いつも通りのクラスメートとの話。
まるでリプレイかのように毎日同じ『いつも通り』の日々が続いてる。
続く
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作者名：澪夜ｒｅｉｙａ | 作成日時：2020年7月12日 0時
