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デビューが決まり亜嵐は舞台やら撮影やら
多忙な日々を過ごしていた。
でも帰ってくるのは私の家で
夜中目を覚ますと隣で亜嵐が寝てて
朝起きるともういなくて。
体大丈夫かな?なんて心配で、
うちに来ないときは今日はいかないって
きちんと連絡来るから連絡がないときは
来るんだろうなと、夜食作ったりしてた
朝起きると食べたあとがあって。
それを見るとホッとしてた。
洗濯も我が家の用に置いてくからつねに
一緒の洗剤。香水まで同じだから
よく玲於と隼に{おー!亜嵐君の匂い}
ってからかわれてたな。
亜嵐も{Aちゃんの匂い}って
からかわれてたらしい。
たまにあるオフはひたすら家で寝て
お正月も家で二人でゆっくりしてさ
家族同然の暮らしをしていた。
そんな暮らしをしていたある冬の日。
<今日は行かないから>
珍しく来ないなんて言うからなんか不安に
なっちゃって、亜嵐に電話した。
絶対出る私からの電話にも出ずいつまで
待っても折り返しの着信もなくて。
寂しいから世界や小春とご飯に行ったな。
{寂しいからって俺らかよ!}
なんていう世界に謝りながら珍しく
二日酔いになるほど飲んで。
それからはなにもなかったようにいつも通り
亜嵐は帰ってきてた。
そんな出来事から数日後
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白濱萩花 - とても、感動しました。面白かったです。 (2017年11月1日 19時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rion | 作成日時:2016年4月21日 11時