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『ちょっと、亜嵐!ありえない!』
「えー!なんでー、寒いもーん」
『やだ、チャラン!布団返せ』
「はー?チャランじゃないし。
俺も寒い。布団!布団!」
「ん…?さっっむ。」
季節は冬。今日は異様に寒い。
時計を見るとあと一時間は寝れる。
なのに見た夢が悪いのか。
なかなか寝付くことができない。
あー、寒い寒いなんて言いながら
曲をセットし温かいコーヒーをいれ
毛布にくるまりながらソファに座る
まだ暗い部屋の中。
流れる曲はあいつの好きな歌
俺の前からいなくなる前ずっと口ずさんでた
今じゃその歌が俺の子守唄であり
落ち着く歌
-------いつもは指輪を外していたのに
どうして昨日は腕もくんでいたの?
切ない歌だな。
-------踊る君を見て恋がはじまって
あなたの髪にふれ私ができる事なんだか分かった
ねぇA元気にしてる?会いたいな
一生懸命伸ばしてた髪はまだ伸ばしてる?
俺ね、EXILEに加入したんだよ。
俺ね、 もぅチャランじゃないよ。
俺ね、、
なんて話したい事がたくさん。
でもAはきっと俺に気持ちなんて
もうないよな。
またあの頃のように笑いたい。
コルクボードにおさめてる二人の思い出
そしてあいつの家の合鍵
俺らは付き合ってた訳じゃなかった。
相方だなんて言っていつも二人だった
ご飯も寝るのも全部二人
違うのは髪を撫でるだけ。
手もださなかった
しんみりと朝早くから俺はAのことを考えていた
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白濱萩花 - とても、感動しました。面白かったです。 (2017年11月1日 19時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rion | 作成日時:2016年4月21日 11時