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Aの綺麗な字で書かれている手紙
D e a r 亜嵐
亜嵐に手紙なんて初めてだね、
なんか照れる
隠しててごめんね。亜嵐がこの手紙を
読む頃には私はアメリカに向かっています。
----は?どういうことだよ。
最初この話が来たとき思わず浮かんだのが亜嵐だった。
寂しがってくれるかな、とか乙女チックな
考えをしてました。甘いね私。
私ずっと亜嵐が好きだったから。親友とかじゃなくて
だから亜嵐も同じだったらいいな、なんて
夢を見てた。でも、幻滅すると言われ
目が覚めたの。私は亜嵐の親友でダンサーだと。
私からダンスをとると魅力なんてないなと。
きっと踊ってる私が好きで亜嵐は親友でいてくれたんだよね?
だから決めた。
行く日を言わなかったのは辛くなるから。
大好きな亜嵐と会えなくなるのが辛くて言えなくて。
卑怯でごめん。
そんな私を励ますためにおみくんがブレスをくれたんだよ!
亜嵐に気持ちを伝えるためアメリカで頑張るために。
結局それが原因で喧嘩になって。
怒らせてごめんね。
やっぱり男女の友情はないなと改めて
思ったから私みたいな友達はもうつくったらだめだよ?
ねぇ亜嵐。たくさんありがとう。
髪を撫でてくれて抱き締めてくれて
すごく幸せだった。
でももぅ忘れるからさ。
亜嵐も頑張って?部屋はそのままに
しておくからいつでも使って?
でもホテルとして使わないでよ(笑)
私から最後かもしれないプレゼント
どうか受け取って。
じゃあ行ってきます。
愛してたよ。亜嵐
F R O M A
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白濱萩花 - とても、感動しました。面白かったです。 (2017年11月1日 19時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rion | 作成日時:2016年4月21日 11時