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亜嵐が家を飛び出してから数日。
LDHに行く予定もないから亜嵐の顔も見る事もできない。
なにもする気がおきないけど荷づくりとプレゼント作りは待ってくれない
ゆっくりだけど一つずつ泣きながら作っていく。
globeのアルバムをかけながら亜嵐を思いながら一つずつ一つずつ作っていく。
今日も来ないの?あと何日だよ?と
泣きながら毎日眠る。
とうとう出発前夜だ。
亜嵐へのはじめてのラブレターを書く。
指輪をながめながら一言一言を大事に。
今日も来なかったらもう会えない。
そう思うと一睡もできなくて電話すると
繋がらなくて、最後の夜は悲しい歌を
聞きながら亜嵐との思い出にひたり
もう、忘れようと心に決めた。
気付けば朝。
この家はそのままにするから荷物だけ持つ
テーブルの上には亜嵐へのプレゼントと手紙とglobeのCD
届きますようにとありったけの想いを込め指輪に口づけをした。
---じゃあ行ってきます。
さようなら、亜嵐
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白濱萩花 - とても、感動しました。面白かったです。 (2017年11月1日 19時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rion | 作成日時:2016年4月21日 11時