Can't stop fallin' in Love (ページ17)

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、ページ17

------トントン

『名字です。』

(はい、どうぞ。)

『返事を言いにきました。』

(思ったより早かったね。)

『はい、昨日決めました。』

私行きます！なので早めに行きたいです！

そういうとHIROさんは大喜びで微笑んでくれた。

(すぐがいいのか？)

『はい、できればすぐ。』

(それはなんで？)

『揺らぎたくないんです。』

(亜嵐に？)

『え？』

(素直に言って？)

『亜嵐に行かなきゃ幻滅すると言われました。

ずっとそばにいたけど彼は私のダンスが好きなみたいで。

いつか、、なんて思ったけど。

亜嵐は私が好きなんじゃなくて好きなのは

私のダンスで。』

(ゆっくりいいよ？)

泣きながら話す私に優しく言うHIROさん

『だから亜嵐への気持ちも全部日本において

アメリカで生まれ変わってきます。』

もう、亜嵐に振り回されない私になって、ダンスもピカイチになって帰ってきます。

(よく決断したな。)

本当は女の子としての幸せをAに

あげたかったのにとHIROさんまで半泣きになる

それがAの両親との約束なのにと

『違う！HIROさん！

私幸せなんだよ！HIROさんがダンスを教えてくれたから

だから私はこれで食べて行けて幸せなの』

親代わりで私を育ててくれたHIROさん

二人で抱き合って泣いた。

(本当にいいんだな？)

『もちろん！覚悟は決めてる！』

だから早く！とせかす私に

(じゃあ来月1日の飛行機で行こうか？)

もぅ10月半ば。残りあと二週間

『いいの！？』

(あぁ、住むところもあるから大丈夫だ)

正直な話し夏から言われてたんだと笑うHIROさん。

『じゃあ準備しなきゃ。』

(あぁ送別会も………)

『ううん！いらない！行く日は

HIROさんと世界と小春以外には言わない』

(いいのか？)

『うん、いいの。シフトは世界と話し合うから

みんなには内緒ね？』

わかった。じゃあまた打ち合わせしよう。

そういって社長室をでた。

残り二週間。亜嵐に何がしてあげれるだろう