17 ページ17
“山田くん”が好き。
“山ちゃん”とは、もう別れたけれど。
まだ、全然未練タラタラで。
彼女の話されると、すごい傷つくし。
忘れなきゃいけない。
向こうは、彼女がいて、ノンケで、もう十分幸せなのだから。
忘れる。って、出来んのかな、？
山「いのーせんぱーい、このわかんないんですけど。」
「え、どこよ？」
ほら、普通にできるじゃん。
忘れる、ではないけど。
「ふぅ…。」
「なーにため息ついてんの。」
「うぇ、大ちゃん？！」
なにしてんのこの子。
「なにその反応、今日行くって行ってたよね？」
「あ、そーいえば。」
「嬉しくないのー？」
いやいや、むしろ嬉しいしありがたい。
忘れるには、大ちゃんが1番だから。
「すっごい嬉しい。大好き♡」
「よろしい！じゃ、終わるまで待ってるから。それまでお茶しとく笑」
ふふ、本当に待ってるんだ。
なんか、嬉しいな。
こう、なんていうか傷ついた心に染み渡るというか。
まあ、俺が勝手に傷ついただけなんだけど。
さ、仕事しごとー。
ちゃちゃっと片付けちゃおう。
…て、あれ？
なんか山田くん突っ立ってるんだけど。
「なにしてんの？サボり？俺が怒られるんだけど、」
「…今の、誰？」
へ？
「今のって、大ちゃんのこと？」
「…もしかして、彼氏？」
「へ、いやいや、違うよ。友達。」
「大好きって、いってたじゃん。しかもハート付きで。」
なな、なんだこれ。
もしかして、嫉妬、だったりする？
「…うん、実は、」
肯定を含ませる言い方をした。
これは賭け。
高度な恋の駆け引きなのです＿＿。
「………へぇ、」
見るからに不機嫌そうな山田くん。
ちょっと、いや、かなり嬉しかったりする。
これは、期待あり__________？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「やまいの」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
この(プロフ) - すっごい良いですね！眠かったのに見入っちゃいました！！これからも楽しみにしてます、 (2019年7月26日 1時) (
レス) id: 26c20a3741 (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - あんこさん» あ、あんこさん？！あの、ありがとうございます、。。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - はじめまして。このお話すごく好きです展開が気になります〜！引き続き更新頑張ってください！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: 3a4575744a (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - ヨリさん» ありがとうございます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - 伊涼さん» ありがとうございます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：穂波 | 作成日時：2018年2月20日 20時
