残像はまぶたの裏に ページ1
No.1
『とっておきの笑顔それが…♪』
お昼ご飯を食べる。
もぐもぐと、ひたすら食べる。
ご飯中に喋りたくない、ご飯に集中したい。だから、友達と離れたところで一人、昼食を頬張る。
『大好きなんだよ♪ーー…』
…集中したいのに、出来ない。
お昼の放送は、どうやら甘ったるいアイドルの歌らしい。
恋だの愛だの、なんなんだ。
俺はもっと、クラシックとか！大人っぽいやつが聴きたい、！
…クラシックは嘘だけど。
あぁ、なんだか、甘ったるい曲のせいでご飯まで甘くなってきた。
放送の音はいつもより増している気がした。今大人気グループの曲だから、女子が騒いでいるのにそれでもなお、嫌でも耳に入り込んでくる。
鬱陶しい。
恋だの、愛だの。
『君がナンバーワン♪』
…はぁ。
苦痛なご飯になってしまったけれど、このバカみたいに甘い歌をここまで気にするのもどうかと思う。
結局、俺のせいって訳か。
やっぱり君がナンバーワン、そういって曲は終わってしまったけれど、何があっても愛せる、無償の愛なんて、この世の中どこにもない。
…どこにもないんだ。
ねぇ、君は。
俺にどんなことをしても、俺が君を愛しているという自信があったの？
ねぇ、教えてよ。
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この(プロフ) - すっごい良いですね！眠かったのに見入っちゃいました！！これからも楽しみにしてます、 (2019年7月26日 1時) (
レス) id: 26c20a3741 (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - あんこさん» あ、あんこさん？！あの、ありがとうございます、。。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - はじめまして。このお話すごく好きです展開が気になります〜！引き続き更新頑張ってください！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: 3a4575744a (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - ヨリさん» ありがとうございます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
穂波 - 伊涼さん» ありがとうございます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: 33ab297ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂波 | 作成日時：2018年2月20日 20時
