一輪の純白のバラ ２【名探偵コナン】

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モブ side


｢ごめん！遅れた！！久しぶり！！｣

『あ、久しぶり〜！仕事お疲れ様！』


都内のとある居酒屋

今日ここに来たのはいわゆる同窓会と言うのだろうか、私たちが中学3年生の時の部活仲間そしてひとつ、ふたつ下の後輩たち、そして当時の顧問の先生が集まっていた(ちなみに女子のとある運動部です)



皆それぞれ大人になって結婚をしていたり子供がいたり仕事をしていたり……元気にやっている



改めて乾杯した後しばらくして会話に出てきたのはとある子の話だった


｢今日A先輩来ないんですか？｣

そう聞いて来たのは一つ下の後輩でよくAに懐いていた覚えがある

しかしその話題が出た瞬間私たち……つまり当時の3年生が微妙な空気になる


『その、Aは……』


｢連絡がつかないんだよね……｣


｢え？｣



中学から高校に上がる時バラバラになった私たちだが大学生ぐらいまでは1年に数回は会っていた。しかし就活などで忙しくになるにつれ会う回数は減っていた。今日全員で会ったのも何年ぶりなのだろうか
少なからず大学を卒業して集まったのが最後だろうから……7年？
全員では合わずとも個々で会ってはいたしたまに連絡をとっていたからみんな元気にしていたことは知っていだが……Aだけは6年？ほど連絡が取れていない

でもそれに気がついたのは今回みんなで集まろうと話が出たからであって、それぞれ誰かとっているのだろうと思っていたみたいで誰も連絡を取り合ってないと知った時は驚いた。


｢連絡先も住所も変わってたみたいでね……親御さんの連絡先も知らないし……｣


｢結局連絡取れてないのよ……先生はどうですか？｣

｢そういえば俺のところにも連絡はないな……｣

そう答えたのは私たちの顧問だった男と先生でAも尊敬していると言っていた。その先生のところにも


｢私のところにもないな……｣


｢え、キャプテンだった先輩も知らないんですか……｣


当時キャプテンでAと仲が良かったであろう子も連絡がつかないと言っていた。


｢……生きてるよね……？｣


そう思ってしまうのは仕方ないと思う


｢生きてるに決まってるでしょ！あのハイスペックなAだよ？｣


｢そうですね……A先輩のことですから元気にはしていると思うんですけど……｣



｢｢｢｢うーん……｣｣｣｣



『お待たせしました！』

みんなが首を傾げていた時に入ってきたのは定員さんだった。

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