京都府警のお人形警部【名探偵コナン】

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コナン side

服｢このお姉さん、アンタにそっくりやん｣

そのに写ってたのは目の前にいる桜木さんと似ている女の人だった。

貴｢名前は唐澤ゆりさん。颯太さんの愛している人です｣

大｢秋山さんはアンタと付き合っとるんやろ？｣

そう。目の前にいる桜木さんと付き合ってるはず

貴｢私たちは利害の一致で付き合っているだけなので。｣


｢｢｢利害の一致？｣｣｣

貴｢はい。彼は今でも愛しとる元カノとそっくりの私を重ねて｣
元カノに……

貴｢私も同じようなものです。髪型と雰囲気が少し似ていたのでタバコの銘菓も変えてもらって。｣

毛｢そんなことあるのかよ……｣

貴｢えぇ。私たちは恋人というやろうけど何かをしとった訳でもないので。｣

キスをしたこともないらしい

服｢DVされても別れへんぐらいか？｣

貴｢私も彼から離れる理由がなかったので

あ、それとええこと教えてあげましょか？｣

『いいこと……？』

貴｢このマンション、ある部屋からは階段を使わずに降りれるんですよ。｣

服｢階段を使わず降りれる……！？｣

どういうことなんだ……！？

貴｢ある部屋だけベランダから｣

毛｢それはどこなんだ！？｣

貴｢確か、佐野さん。貴方のところですよね｣

佐｢え？｣

貴｢でも佐野さんは60歳程なので無理でしょうね。｣


そういう事か……！！
隣にいる服部も気づいたようで

服｢そういう事か……犯人はアンタ、高野さんやろ｣

高｢！！｣

大｢なんでや！？｣

服｢高野さんの手ぇ見てみ｣

毛｢こ、これは｣

高野さんの手は荒れていた

服｢高野さん、ボルダリングやっとるやろ｣

蘭｢ボルダリング……？｣

服｢ボルダリングをやっとる人はなチョークをな滑り止めや汗を吸収するために手につけるんや。｣

『チョークの成分は炭酸マグネシウム。炭酸マグネシウムは人間の身体には無害だけど手の水分を奪っちゃうけど肌にとっては大敵らしいよ。だから手がより荒れやすいらしいよ？』

服｢佐野さんはまず年齢的に不可能やろうし、森さんにもそこまでの力はあると考えられへん。桜木さんの手は荒れてへんしな｣

高｢しょ、証拠がないやろ！僕がボルダリングをやっとる証拠｣

『それならさっき全員の部屋の中を捜査している時にボルダリングのセットがあったもん』


みんなで佐野さんの部屋のベランダに行くと色んなところに足をかければ複雑ではあるがベランダから外にでれそうだった。

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