京都府警のお人形警部【名探偵コナン】

番外編 ページ31

番外編〜お人形警部と取り調べ〜


綾小路 side





｢まろまろ〜おはよぉ｣


『もうお昼です』


お昼頃、京都府警で仕事をしておるとやってきはったのは私の先輩にあたる、桜木A警部
今日は半休で午前中は休みやったらしい
京都府警のお人形警部なんかと呼ばれてはるが、その実力は京都府警の捜査一課１とも言われとる


貴｢〜♪｣


いつも通り真顔で陽気な鼻歌を歌っいながら、冷蔵庫からパックのオレンジジュースを出してはる姿はある意味怖い(京都府警捜査一課の冷蔵庫には常にパックのオレンジジュースがストックされている)



『Aはん、昨日捕まえた犯人の取り調べお願いしますね』

そう言いながら事件の資料を渡す

貴｢ん……行くよ｣

『はい』

持っていたオレンジジュースを飲み終えると取り調べ室に向かう

2人で廊下を歩くと周りの人からの視線を感じますが、もう慣れたもんでした


｢お願いします｣


取り調べ室の前におった部下に言われて中に入ると一人の男が座っていた

昨日の午前、捕まった犯人やったけど昨日の取り調べでは何も答えんといたから、Aはんが担当することになった

｢昨日の奴じゃねぇのかよ｣

貴｢すんませんね、私で我慢してください｣

Aはんは椅子に座り、私はその後ろの壁にもたれか立つ

貴｢昨日はよく寝れましたか？｣

｢あ？｣


そして、Aはんの取り調べが始まった。


何気ない日常会話のようなもんからAはんは相手がぼろを出すのを待つ。おかしいと思ったところは必ず逃さへんけど、それをすぐに口に出しはせえへん。

そして犯人が気づいた頃には

貴｢今アンタ言うたやんな、その時間はいつもあそこの通りを散歩するって｣

｢い、いや！今のは……！｣

犯人の口から言わせてしまう


貴｢多分やけど━━━━━━━━━━━━━｣

確信がついたところで犯人の手口を自身の口で説明し、相手の様子を伺う。
犯人はもう逃げれへんことを悟って


｢……俺がやりました｣


罪を認めるしかなくなってしまう




ガチャ

｢お疲れ様さまでした！｣

『ほんま、さすがですなぁ』

貴｢そう？｣

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