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ある日、私は食堂のテーブル席で1人でお弁当を食べていた。
毎日お弁当を持参している私は食堂に用など無く、いつもなら大人しく教室で食べるのだが、移動教室の後昼休みになって自分の席でお弁当を食べようと思って戻るとユンギの友達であろう人が、私の席に座ってご飯を食べていた。
何となく邪魔するのも悪いのでお弁当箱だけ引っ張りだして逃げてきてしまったというわけだ。
ユンギに引き止められた気もしたけど聞こえないふりをした。
これまた窓際のテーブルでお弁当をつまんでいると
｢Aさん、久しぶり。隣いい？｣
久しぶりに聞いた声。
｢……ソクジンくん。久しぶりじゃ無いでしょ、毎日登校してるよ。｣
｢あぁ笑。話すのが久しぶりだね。｣
席離れちゃったからね、と言いながら私の目の前の席に座ろうとする。
…そう、席が離れたら喋ることすら無い薄い薄い名ばかりの“友達”
以前彼が言った友達という言葉に、深い意味は無いのだろうけど。
そんなの友達じゃなくて顔見知りじゃないか。
と落胆してしまう。
彼の後ろには一緒にご飯を食べたいのであろう女の子達がこちらを恨めしそうに見ている。
｢…あぁ、席空けます。ごゆっくりどうぞ…。｣
私が席を立とうとすると、
いきなり手を掴まれる。
｢だめ。折角久しぶりに話せたんだし、一緒に食べよう？｣
前とは違う、前髪や眼鏡のフィルターがないクリアな瞳が私を捉える。
一緒に食べようなんて可愛い提案かと思いきや、有無を言わさぬような圧力を感じる。
下手な言い訳も思いつかず、そのまま座り直す。
そしてせめても、残り2つの空いている席を後ろの女の子に勧めた。
そういえば、最初の頃はお互い隣同士の席で一緒にお弁当を食べていたがここ最近は教室でお弁当を食べる彼を見ることは無かったな。
興味の無い話に下手に混ざる気も起きずぼんやりと外を眺めた。
結果として私がかなりアウェイなランチタイムになったが女の子達が話を盛り上げてくれて私が喋らなくてよかったので楽だった。
でも終始、ソクジンはつまらなさそうな顔をして箸をすすめていた。
いつもは皆と楽しそうにしてるのに変なの。
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アイアイ(プロフ) - メンヘラなイメージがなかったJIN君ですが、読んでみるとすぐにイメージ出来てこんなJIN君堪らない♡となりました笑これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年4月8日 14時) (
レス) @page34 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
VAR.(プロフ) - Suzyさん» Suzy様 コメントありがとうございます！嫉妬深いジンさん良いですよね´`*これからもよろしくお願いします♪ (2022年1月13日 12時) (レス) id: b8358cad5d (このIDを非表示/違反報告)
Suzy(プロフ) - 独占欲···嫉妬深いジン君が見たくて、やって来ました。これからも楽しみにしています♫ (2022年1月11日 22時) (レス) id: f57ab1c531 (このIDを非表示/違反報告)
VAR.(プロフ) - Juriさん» Juri様 コメントありがとうございます！気に入ってもらえて嬉しいです(；；)ゆっくりペースですがちゃんと更新させて頂きますのでよろしくお願いします(´˘`＊) (2022年1月11日 13時) (レス) id: b8358cad5d (このIDを非表示/違反報告)
VAR.(プロフ) - みかんさん» みかん様 初めまして、コメントありがとうございます！星押してくださったんですね、嬉しいです(；；)どう続けていくかまだ未定ですが、良ければこれからもよろしくお願いします´`* (2022年1月11日 13時) (レス) id: b8358cad5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ。 | 作成日時：2022年1月3日 4時
