8眉間と、御名答。 ページ8
エンドロールが流れる。
「終わちゃったね。」
『だね。』
「まだ、電気つかないね。」
『うん。そーだね。』
「寒くない？大丈夫？」
シゲくんは、私を気遣いながら、携帯の電源を入れた。
「あー、スゲー。」
携帯の光に顔を照らされて、眉間を歪めるシゲくん。
「不在着信。さっきのやつからだ(笑)」
はい、と見せられた画面には同じ番号がずらっと並んでいた。
「ここまでくるとヤバイやつだよね(笑)」
なにも答えれないでいたら、すぐにシゲくんの携帯が鳴った。
「まただ。」
立ち上がり、ベランダの方へ行って、電話に出る。
ちゃんと律儀に出る辺り、やっぱりいい人なんだな、と思った。
「もしもし？何？……なんでもいーじゃん。関係ねーだろ。今、家じゃねーし。は？無理無理。」
声だけで、
怒ってる。って分かる。
「つかさー、こやまに電話したら？助けてくれんじゃん？俺にかけてもしゃーねぇっつうの。俺、あんたに興味ねぇーし。俺、彼女出来たから迷惑なんだよね。やたらと電話されても。」
ビクッと、した。
一昨日は居ないって言ってた、よね？
「誰でもいいじゃん。関係ないって。まじで。…………そ。彼女んち。は？なんで代わんなきゃいけないの？」
だんだんと、怒り度が上がってるのが分かる。
「……聞いたら諦めんの？…………待って。」
携帯の画面をなにか押して私に話しかけてきた。
「ごめん、彼女のフリ、してくんない？」
振り返り、すごく申し訳なさそうに。
『え……』
「声聞くだけでいいって、ごめん。嘘、ついたから……」
『はぁ、はい……』
シゲくんは、また、画面をタップして携帯を耳に。
「代わってやるよ。」
はい、と渡されたシゲくんの携帯を耳に。
『も、もしもし……』
《シゲの彼女なの？》
『ま、まぁ……』
《ほんとに？言わされてんじゃないの？》
素晴らしく、御名答。
ひょい、と携帯を取られた。
「聞いただろ。声。そーゆーことだから。じゃ。」
電話を切ったシゲくん。
「ごめん。なんか。」
『ううん、大丈夫…だけど…』
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は - 絶対完結させる？がっかりです (2018年3月24日 23時) (
レス) id: 50a32252ec (このIDを非表示/違反報告)
ふ - このお話はもう続きを書く予定はなさそうですか？（ ; ; ）残念です。。 (2016年2月15日 17時) (レス) id: 1a1a5cc9a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんちゅう(プロフ) - るんるんさん» るんるん様 コメントありがとうございます！NEWSもV6も好きなんですね！需要があるなら、乗せちゃおうかな？！とたくらんでおります(笑)また読みに来てくださいね♪ (2015年8月27日 20時) (レス) id: 72bf5215aa (このIDを非表示/違反報告)
るんるん(プロフ) - 私もnewsとv6大好きです！beautifulいつも楽しみにしてます。更新頑張ってください。 (2015年8月27日 11時) (レス) id: 994dbe0471 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんちゅう(プロフ) - ふさん» ふ様 またまたコメントありがとうございます！！読み返して頂けて本当に嬉しいです(;o;)大停電の夜に、いい映画なのでまた機会があれば観てください♪(笑) (2015年8月7日 13時) (レス) id: 72bf5215aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんちゅう | 作成日時：2015年7月12日 11時
