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そして我々は運命の瞬間に立ち会った。
終わりの近づく東京ドームのステージ裏。そこに4人の声優が集まった。


浅沼晋太郎、佐倉綾音、江口拓也、梅原裕一郎。
4人とも百瀬と関わりの深い人物だった。


百瀬には完全なるサプライズとして関係者たちが進めていたのだ。



江口「え!?!?……あ、すみません」



そんな中江口の大きな声が響いた

あとから聞いた話によるとこの時、初めて江口と佐倉は梅原がプロポーズをすることを聞いたそうだ。






スタッフ「舞台におねがいしまーす!!!」


浅沼「はい!いくぞー」



スタッフさんの声掛けとともにステージに上がっていく4人。ドームからは弾けんばかりの歓声が上がる。








梅原「楽しい時も、嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も……これからずっとAの隣で、一緒に分かちあっていきたいです


百瀬Aさん



必ず幸せにします。





僕と結婚してください」





新たな夫婦の誕生した。

膝まづいて指輪をはめるその姿はまるでおとぎ話に出てくるような王子様とプリンセスのようだった。









梅原「あ゛ー……緊張した……」


江口「あれ緊張したんだ」


梅原「するに決まってるじゃないすか……」




ステージから戻ってきた4人、梅原は緊張が解けたのかその場にしゃがみこんでいた



佐倉「浅沼さんwwwまだ泣いてるwww」


浅沼「うるせー……!!」


父として百瀬の成長を誰よりも近くで見守り続けた浅沼には思うところが沢山あるのだろう。涙が止まらないようだ。









そしてアンコールまでやり遂げた百瀬はステージ裏に着いた瞬間にその場で崩れ落ちた


スタッフ「っ!大丈夫!?」


スタッフ「担架持ってきて!!」



スタッフが慌てて駆け寄る中百瀬は1人床に寝転んで目元に腕を当てていた


スタッフ「聞こえる?大丈夫?!」


梅原「大丈夫?」


『ふふっ……あはははっ……』



スタッフが心配して声をかけるも百瀬は笑っていた。目元は腕に隠されて見えないものの口元は弧を描き、方を震わせる





『たのしー……ふふっ』



梅原「……そっか」







楽しいことだけではなかった。辛いこと、苦しいことも多かった。けれども最後には必ず楽しいことが待っている。その楽しいを感じるために百瀬は幾度となく立ち上がり、進み続ける。


ファンと仲間、家族と共に。

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(プロフ) - 輪廻@サブ垢なのだー!さん» ありがとうございます! (2021年5月2日 21時) (レス) id: 4a028a0d1e (このIDを非表示/違反報告)
輪廻@サブ垢なのだー!(プロフ) - 本当にいい作品でした…!! 途中目から汗がドバドバと、、、 (2021年4月28日 2時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月21日 15時

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