急遽 ページ16
今日の仕事はいつも通りメイドとして…
の、筈だったのだが。
暗殺部隊、基ゾムの居る部隊での仕事が回ってきたのだ。
内容としては敵国の情報収集なのだが部隊、兵隊共々
「ゾム様とは行きたくないです」の一点張り。
まぁ、それもそうだろう。
ゾムは仕事中にも関わらず、下手すれば敵にバレるような悪戯を仕掛けてくるのだから。
それを知らない彼女が選ばれた訳なのだ。
事情を知らない彼女は不思議に思いながらも総統の命令と割り切り、従った。
無知は時に身を滅ぼす。それをはっきりと教えられたような感覚だ。
数時間後、敵国に送られた２人は息を潜めて軍のダクトに潜んでいた。
進む先は地図上の「資料室」と書かれた場所。
その場のデータをコピーし、持って帰るだけの簡単…？な、仕事だ。
早速、ゾムは彼女にナイフを投げようと太腿に手をかざす。
然しその手は固まる。ホルダーが無いのだ。
忘れたか？落としたか？敵にバレたのか…？と、緊迫した表情で考え込む。
然し、目の前の光景にそれは翻された。
彼女が指先で弄んでいるそれ。
興味がなかったので先程は無視したが、よく見た形状に目を凝らせば。
それは、無くしたと思われていたホルダー。
ご丁寧にナイフが付いたままで器用にクルクルと回していた。
悪戯に対して返された悪戯に今までの奴とは違うことが感じ取れたゾムは口角を上げた。
次はどんな悪戯をしようか。
彼女はそんな事露知らず、このホルダー、既視感あるな…？なんて考えていた。
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りん - 面白いです (2022年9月14日 20時) (
レス) @page16 id: eecc65c507 (このIDを非表示/違反報告)
病(プロフ) - 突然の4000hitに頭が追いつかない（元）有です。はい。 (2019年11月11日 6時) (レス) id: 4b2e8f3d03 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - アカ移行します！！この作品と、顔の見えない彼女のサブ作者が移行先です！！！！！！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - ネズミさん» ありがとぉぉぉぉぉぉ！！ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
ネズミ(プロフ) - おめでとおおおおおおおお！！ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 594656272c (このIDを非表示/違反報告)
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