通り雨は最大の天敵 ページ32
ある日の登校中……
かなりひどい通り雨に降られてびしょ濡れになった俺達13人｡
Em「はぁ…めんどくさいことになった…」
「あー､もう最悪､びしょ濡れなんだけど！」
Na「俺も｡尻尾どうしよ」
そう言いながら尻尾を絞ってなるべく尻尾内の水を少なくする俺達｡
kr「俺はデカい分大変なことになってるよ…って､ちょっ…アルムどうした？」
そう言うキリヤンに違和感を覚えて後ろにまわり込むと､彼のチャームポイントとも言える尻尾が水に濡れて細くなっている｡
「うわ､待ってキリヤンの尻尾の本体細っ！！」
kr「乾かせば戻る｡ちなみに姉貴も本体は細い｡」
Rn「もう本当､なんでこんな時に雨降るのさぁ…｡確かに僕の尻尾も毛量が多いだけで細いし｡」
駄弁りながら…というか愚痴りながらそれぞれの教室に向かっている時､ふと今日はハルサメの尻尾を見てないような気がしてハルサメの背中を見る｡
「え､なんで！？なんでハルサメのはふわふわのままなの！？」
なんと､ほとんどふわふわのままだった｡
Hr「え？なんでって…なんとなく嫌な予感してたから上着の中に引っ込めてたんだよ｡裾が長いから濡れたのは先端だけ」
shk「ハル､器用だな｡」
Rk「ね｡羨ましいよ」
kr「俺の黒衣も長いんだけどな…」
Uz「キリヤンの尻尾はデカいし入らないだろ」
kr「あ､A組ついたしこの辺で｡」
Na「俺も｡」
Em「私も｡また昼休み｡」
「じゃ､後で〜」
そしてまぁ…そんなこんなで全員解散した後……
A「あ､アルム君達じゃん！通り雨大変だったね〜……って､尻尾細くなってる！！」
kn「ふわふわだとこれが大変なんだよね…｡乾くかな」
やっぱりクラスメートには尻尾について驚かれた｡
なんとか昼までには乾いたけど､ナカム曰く
Na「キリヤンの尻尾が徐々に元にいつものもふもふした尻尾に戻っていく様子が意外と面白かった」
とのこと｡
間近で見てみたかったなぁ｡
----------------ｷﾘﾄﾘ線----------------
作者です！
尻尾が水に濡れるとぺしょってなるのはうちの愛犬のシャンプーしている時に「細いなお前！」ってなったのを思い出したのでそういう設定にしました
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千明(プロフ) - mikoさん» コメントありがとうございます｡現在､便利性を考えてプリ小説へのお引っ越しを検討していますが､そうなったとしても頑張っていきます (3月5日 2時) (
レス) id: 2258ecd7b2 (このIDを非表示/違反報告)
miko - 色々なところで活動されていて、しかもめっちゃいい作品なので、これからも自分の体を大切にして頑張ってほしいです！！！！ (3月4日 22時) (レス) @page35 id: 907bb27aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千明 | 作成日時：2023年5月28日 23時
