勇者になるなんて聞いてません！！ (ページ14)

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12話ページ14

(シュウ視点続きます)

まずは数週間とかで行ける場所に旅をしてはお土産を買ったり､短剣や剣術の腕を磨いて帰るってことの繰り返し｡

それが一番ルルに心配をかけない方法だし…って思った｡

それを繰り返して暫くした後､

ボクはとある情報を聞いた｡

『ここから西に行った所に伝説の武器がある』

ってことだ｡

ボクはそこに向かって旅を始めた｡

そして､その武器があるっていう村の近くの村を通った時だった｡

やけに騒がしい人の集団があったんだ｡

しかも何かをしている｡

そこを横切ろうとした際､あの大柄な男とぶつかった｡

その時にはいつでも出せる様にとナイフホルダーのボタンを外していたからか､短剣を落としてしまった｡

それを見るとヤツは不気味な笑みを浮かべて短剣を手に取った｡

そして

大柄な男「ほぉ｡これが噂の武器か…｡噂通り美しい｡コレクションにでも加えるとしよう｡で…持ち主は…なんと醜い姿なんだ！コイツはこのままでいい｡」

って言ってボクの短剣を持っていこうとしていた｡

だからボクは思いっきりソイツの付き人を思いっきり殴った｡

その時の手に個性(ユニーク)魔法の特徴が現れたことは良い意味なのか悪い意味なのかはわからないが驚いてる

付き人は遠くに吹っ飛ばされて意識を失っていた｡

そしてボクは恐らく魔力が切れたことと､普段なら絶対に使わない体内の魔力の全てを使った全力での個性(ユニーク)魔法の使用で体に負荷がかかってそのまま倒れてしまった｡

その後どうなったはわからない｡

その時に取り返さなきゃって思いから咄嗟に手が出てしまったのは反省している｡

目が覚めた時には短剣は盗られていて､恐らくその事件が起きた翌日の夕方近くになっていた｡