依々恋々 (ページ10)

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少し前

鶴蝶「イザナ､､､お前は本当にいいのか！？」

鶴蝶はまだ言ってくる

イザナ「ああ」

稀咲「イザナ、オマエはマイキーの心の拠り所になれ
オマエの妹はオレが始末する、天下は目前」

伊吹『あっははは！！！稀咲ぃ､､､面白いねぇアンタ』

鶴蝶「っ､､､伊吹っ」

伊吹『なぁに、鶴蝶､､､イザナの意思は私の意思、ね？』

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

イザナ「稀咲、替え玉を出頭させた
これでオマエが捕まる事はない」

稀咲「オレがマイキーを一番知っている
そういう自負がある

人の上に立つために必要なのは“頭“じゃねぇ“容貌“だ
マイキーという“容貌“は人の上に立つ至高の“媒体“

アイツは今の東卍の奴らと一緒にいちゃダメだ
せっかくの才能が潰れちまう

だからオレが手を加えてやる必要があった」

イザナ「ふん、勝手な話だな」

稀咲は歯軋りをした

稀咲「その為に目障りなドラケンを殺す計画を立てた
ドラケンなら恨みを持つキヨマサを使ってな

あと少しで殺せるってとこで邪魔が入った

花垣武道だ」

私とイザナはハテナを浮かべた

イザナ「たいした奴には見えなかったけどナ」

稀咲「あいつのせいでドラケン殺害計画は失敗した」

なんて物騒な計画、名前からやばいよ

稀咲「次に考えたのはバラバラというチームを創り
マイキーをトップに据える計画」

めっちゃ計画してたんだね

稀咲「それを邪魔したのが場地圭介」

伊吹『血のハロウィンの犠牲者』

稀咲｢だから羽宮一虎を使い場地を殺すように仕向けた
邪魔なもんは消しちまえばいいんだ

何をやっても満たされねぇオレの心は
最愛の者を失っていくマイキーを見て高揚した」

稀咲は震えはじめた

稀咲「あぁ､､､こいつを“媒体“にしてオレはもうすぐ
生まれ変わるってね」

伊吹『その仕上げが“佐野エマ“､､､？』