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あの日から何日か経って、鶴蝶も目を覚ました
だけど、私は今日も病室に入らずにいた

武道「こんにちは、伊吹さん」

伊吹『、、、やぁ、花垣武道
鶴蝶は中にいるよ』

武道「、、、伊吹さんは、入らないんスか?」

伊吹『、、、会わせる、顔がないんだ』

武道(随分と人格が変わったな)

花垣武道は堂々と病室に入って行った

私もそんなふうに入っていけたら

私はずっと人に憧れてばかりだ

情けない、、、

武道「よう、鶴蝶」

病室の外から話を聞く

鶴蝶「結局、オレだけが生き残っちまったんだな」

私は胸が痛くなった

それと同時に私が叱らないと、私がそばにいないと
そんな思いが溢れた

ガラッ!と勢いよくドアを開けて
鶴蝶に近づいて

パァン!と鶴蝶の頬をビンタした

伊吹『ばかっ!!!』

私は大粒の涙を流した

伊吹『“生き残っちまった“なんて言わないで!!
顔を見せる勇気がなくて、、、ごめんなさいっ、、、
会わせる顔がなかった、、、ごめんなさい、、、

けど!鶴蝶!
イザナはいなくなっちゃったけど!
私はあなたが生きてくれてて嬉しいんだよ!!

あなただけでも生きてくれてて、嬉しいの!!!
だからそんな言い方しないでっ、、、

うぅっ、、、鶴蝶っ』

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作者名:Liam | 作成日時:2024年3月2日 22時

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