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伊吹side

私は病院に着いたが、救急車を降りても
立っている感覚もなければ全ての感覚が消えたような気分だった

伊吹『イザナ、、、鶴、蝶、、、』

次に鶴蝶を乗せた救急車が着いた

「早く!この子をお医者へ!!」

医者「預かります!移動させますよ!1、2、3!!」

何やら慌ただしい

医者「聞こえますかー?鶴蝶さーん!聞こえますかー?」

そしたら次はマイキーが来て私の肩を掴み言った

万次郎「心臓がまだ動いてる!!鶴蝶は生きてる!」

伊吹『ぇ、、、?』

幻聴?だって、あの瞬間で、もう、、、

万次郎「鶴蝶が助かる!!!!!!」

あぁ、、、イザナ
ありがとう、、、きっとあなたが生かしてくれたんだね

伊吹『ふっ、、、う"ぅ、、、ぁぁ、、、
よ"かっ、、、よ"がったぁ"あ"ぁ、、、』


そこから数時間、日が明けるまで
佐野万次郎は病院に一緒にいてくれた

伊吹『佐野万次郎、隣にいてくれてありがとう
おかげで私は、色々と覚悟ができたし
完全ではないが前を向いていける
不安に押しつぶされそうな私の隣にいてくれてありがとう
そして、、、佐野エマについて、真剣に謝らせてほしい

本当に、ごめんなさい
私は一生背負って生きていく』

万次郎「、、、もう、いいよ
オレの方こそ、イザナと鶴蝶のことすまなかった」

伊吹『、、、おあいこ、とは言えないが、、、
どっちもどっちだね』


万次郎「人格変わりすぎじゃない?」

伊吹『まぁね、、、これから鶴蝶を導いていくのは私だ

言っただろう?前を向いていくって
私が変わらないといけないんだ

イザナのことはこれからも許していくことは無理だろう
私は元から佐野家が嫌いだからね

だが、イザナを救おうとしてくれたこと、感謝している
私たちが救えなかった、救おうとしなかったイザナを
君は救ってくれようとしたんだ


が、私はオマエを殺すからな』

万次郎「、、、ハハ、そっか
オレはもういくよ」

伊吹『じゃあまた会うことがあれば』

そう言って彼は帰って行った

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作者名:Liam | 作成日時:2024年3月2日 22時

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