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武藤「救急車を呼べ!!!」

どんどん血溜まりができていく

私は二人の頭の間の少し上に座っているので
手が血で染まっていく

イザナ「マイキー、、、オマエはオレを“救いたい“って言ったか?」

万次郎「兄弟なら当然だ、、、もう喋るなイザナ、、、」

イザナ「、、、ある日、オレを捨てた母と偶然会った
、、、動揺したよ」

イザナはポツリポツリと話していく




万次郎「イザナ、、、オマエ、、、」

イザナ「オレはオマエともエマとも兄弟なんかじゃない、、、
誰とも血が繋がってないんだよ」

伊吹『なんでぇ、、、なんで言っちゃうのぉ、、、』

イザナ「オレが救えるか?救いようねぇだろ?
、、、なぁ、エ、マ、、、」

伊吹『イザナっ、、、』

イザナ「伊吹、、、今までゴメンな、、、
オレ愛し方、、、わかんなかった、、、ゴメンな」

伊吹『いいよっ!!怒ってないよ!!イザナァ!』

イザナ「、、、伊吹、、、」

私はイザナに近づいた

そしてイザナは震える手で私の頬を優しく包み
自分の顔に近づけた

唇に血の着いた柔らかいものが触れた

イザナ「あ、いしてる、、、」

イザナの手はストンと力なく落ちていった



初めてのキスは、最愛の人の血の味だった

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作者名:Liam | 作成日時:2024年3月2日 22時

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