依々恋々 (ページ11)

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イザナ｢一つわかんねぇのはリスクを冒してまで自分の手を汚した理由だ

簡単に人を使って殺しができるのに何がオマエを突き動かした？」

稀咲「実の妹殺した相手にテメェの興味はそれだけか？」

“実の妹“
その言葉に私は苛立ちを覚えた

伊吹『は？』

イザナ「落ち着け、伊吹」

伊吹『っ､､､』

イザナ「施設で過ごした10年
尋ねてきたのは佐野真一郎だけだった

空っぽのオレを埋めたのはあの人の愛だけだった」

私はイザナとずっと一緒だった

だから、涙が溢れてきた

イザナ「泣くな、伊吹、もういい」

伊吹『う"んっ､､､』

イザナは私の涙を拭ってくれた

イザナ｢オレのキョーミはね、佐野真一郎の愛したモノ全て

オマエの悪意はオレの心を満たしてくれる

だから利用されてやる
今のマイキーはオレと同じ空虚の極みだ

オレがマイキーを飼い慣らしてやる

時間をかけて、ゆっくりと

稀咲、東卍はオマエのモノだ」

伊吹『イザナが利用されることを許可したんだから
最高させなさいよ、失敗は許されないのよ』

イザナ｢行くぞ、伊吹｣

伊吹『楽しみね♪』