依々恋々 (ページ1)

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プロローグページ1

武道side

ナオトと俺は情報をもらうため大寿くんの店に来ていたのだが、ココとイヌピーくんが大勢を連れて乗り込んできた

俺たち二人は大寿くんに逃がされて走っていた

(イヌピーとココ、あの二人､､､黒川イザナを知るためのキーマンなんじゃないか！？)

武道｢ナオト！！」

ナオト｢どうしたんですか！？タケミチ君！｣

武道｢やっぱり戻ろう！」

俺の発言はあまりにも唐突だった

ナオト｢え！？」

荒くなった呼吸を整えながら驚いていた

武道｢あの二人なら絶対知ってる
関東事変の事をもっとちゃんと知っておきたいんだ！
俺戻るよ！！」

ナオト「タケミチ君､､､」

カチャ

俺はその“ある音“に気がついていなかった

「たけみっち」

武道｢､､､､､､稀咲､､､」

隣を見ると路地裏から銃を構えてる稀咲がいた

稀咲｢ﾀﾋね」

俺はナオトに体当たりをされて銃弾を免れた

代わりにナオトが撃たれた

ﾄﾞﾝｯ!

そしてナオトはドサッと音を立てて倒れた

武道｢ナオト､､､？ナオトぉぉ！！」

稀咲｢チッ、余計な事を」

武道「しっかりしろナオト！！」

ナオトはうっすらと目を開けて

ナオト「タケミチ君、逃げて､､､」

ｶﾂ、ｶﾂ、ｶﾂと靴のなる音が聞こえた

「オイオイオイ、橘ナオトは俺が殺すはずだろー？
稀咲ー」

白い肌、紫色の瞳、褐色の肌

黒川イザナだ

そして、隣には知らない女の人

短い髪の毛で男だと思うがその顔、その美貌にすぐに女だと分かった

誰だ､､､？こんな奴、いたか､､､？

イザナ「お前らは“俺のマイキー“を殺した」

俺のマイキー､､､？

イザナ「鶴蝶ー！」

イザナが聞き覚えのある名前を呼ぶと
カクちゃんが出てきた

武道「カクちゃん､､､？」

イザナ「コイツを殺せ」

少し沈黙が続くとカクちゃんは「はい」と返事をして俺に銃を向けた

_______黒川イザナと京極伊吹を救ってくれ

その言葉が頭をよぎった

京極伊吹､､､誰だろう