天使のような君 (ページ31)

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お酒を飲んでいるせいもあって、涙が止まらない

ずっと溜めこんでた気持ちを誰かに話したかったから、心の中で溜まっていた自分の気持ちや、言いたかったことを全部言った

その間、しっかりと私の目を見て話を聞いてくれていたサリさん。

「、、、と、、まあ、こんなことがあったんです。」

サリ「そんなクソ野郎こっちから願い下げよ」

「、、、あはは、クソ野郎笑」

最低だと思いたいのに、彼を大好きだった気持ちを忘れることができない

サリ「だってそうでしょ？うちのAのこと傷付けてさ。

そんな男なんてほんと、クズ以下だから。

Aの大切な人生の時間を、そんなやつに割いている時間が勿体無い。気づいてよかったと思う。」

「なんか、もう、自分が情けなくて」

サリ「はぁ？A悪くないじゃん、なんでそんなこと言うの」

「でも、、、」

サリ「こら、弱気にならないの。

Aは何も悪いことしてないんだから

こんな時こそ、酒飲んで忘れよ？」

「、、はい！」

確かに、お酒飲んでいると嫌なことも忘れることができる

今はもう何も考えたくないし、弱きになる自分も嫌だし、こうやってサリさんと一緒に飲めるだけで元気が出てくる。

サリ「も〜、、A、泣かないで」

「、、、辛すぎます」

サリ「そうだね、A、彼氏のこと大好きだったもんね」

「、、、はぁ、、」

ため息ばかり出てくるけど、今日ばかりは許してほしい

ずっと電源を切ったままだった携帯をつけると、彼からたくさん着信が入っていた

メッセージもたくさんきていたけど、返す気力なんてない。

あ、、、、

ジョンウから、今日もメッセージがきていた

【明日はお休みだから、たくさん食べて、たくさん寝てね。返信いらないよ。】

「、、、」

ポロッと涙が落ちてくる

サリ「どうした？クソ男から連絡きた？」

「ち、ちがいます！ジョンウが、心配してくれて」

サリ「あの子ほんと、周りのこと見てるし、ほんといい子だよね」

ふらふらしてそうに見えて、しっかりとみんなこと見てて、変化にすぐ気づいてくれるのがジョンウだ

サリ「みんなAの味方だからね。」

「ほんっとにありがとうございます」

こんな素敵な環境で働くことができて幸せだ

サリ「よーーし、どんだけ暴言吐いてもいいから！たくさんのもう！！！！」

「はい！！！」