天使のような君 (ページ6)

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マーク「ﾁｬｯｶﾝﾏﾝ、ﾁｬｯｶﾝﾏﾝ、、

ｿﾙﾁｷ、今もしんどいですか？」

なんで、こんな身元不明の一般人の私に優しくしてくれるの？

あと、本当に、ﾁｬｯｶﾝﾏﾝ、、とか、ｿﾙﾁｷとか、言うんだ、、、って、

変に心の中は冷静な自分がいた。

「だ、大丈夫です！本当に」

マーク「無理しないでください」

「あの、出口教えてもらってもいいですか？」

マーク「あ、今、忘れ物を取りに戻ったんですけど、部屋間違えて、ここ入ってしまって、、、

荷物とってくるから、ちょっと待ってもらってていいですか？出口まで送ります」

「あ、、いや、、、」

断ろうとしたのに、マークはこの部屋を出て隣の部屋に行った

、、、夢？

いよいよ妄想が、こんなリアルな幻想になって現れたの？

すぐに扉が開いてマークが出てきた

マーク「行きましょう」

「は、はい、、」

マーク「他に人がいても、俺の後ろ歩いてたら大丈夫だから、堂々としていてください」

って、頼もしいことを言ってくれた

いつも見ているマークとは違って、男らしいその振る舞いに胸がいっぱいになった

エレベーターに乗った時、沈黙が気まずくて死ぬかと思ったけど、その沈黙を破ったのはマークだった

マーク「あの、、」

「はい？」

マーク「今日の、ライブ、アリーナDの1番前にいました？」

「、、、え？な、なんでそれを」

何で知っているの？

マークが言う通り、私はアリーナDの1番前にいた

こんないい席初めてだから嬉しくて浮かれていたんだけど、何でそれをマークが知ってるの？

マーク「ﾔｯｶﾝ、、、あー、、、えっと、なんでもないです」

"マーク"って書いたボードを持っていたからだろうか

奇跡的に私のことを覚えていたことに驚きを隠せない