あなたのトリコ (ページ2)

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あなたのトリコ。

廉「ごめんな、彼女出来てん。もうAとは一緒におれへんわ。」

A「嫌や… 廉っ！廉っ！れっ…」

切なそうに去る廉を追いかけようとした所で
目が覚めた。

A「よかった…夢だ…」

本当に夢でよかった。
廉が私のそばから居なくなるなんて考えられない。

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廉と出会ったのは高校の入学式の時。

入学式の時、校長先生の話が長すぎて
隣で居眠りしてて、そのお顔が何とも美しすぎて
一目惚れしてしまったんだ。

見惚れていたら「何見てんのっ」なんて
チャラそうに囁いてきたっけな。

それから廉とは恋人のように仲良くなった。

'' 恋人のように "

そう、周りが勘違いするほど仲良しなのに
恋人じゃないんだ。私はいつだって廉のこと
想ってるのに…。臆病者だから未だに言えない。

好きの二文字がどうしても言えないんだ。

廉… 気付いてよ。

廉… その笑顔周りに振りまかないで。

廉… 好きだよ。