栗｢火事場の馬鹿力｣ ページ36
鈴鳴支部の面々が驚いた顔をする
美麗姉さんは構わず続けた
栗「火事場の馬鹿力って知ってる？」
別「あー！オレ知ってるっす！」
瞬時に太一くんが元気に手を挙げた
別「この前テレビで見たんすよ。
なんかヤバい時にヤバい力を発揮するんすよね？」
栗「あんたのその語彙力がやばいけどまぁ合ってるわね」
太一くんの語彙力の無さに思わず笑ってしまう
やっぱり面白い
栗「危険な状況にあったとき、人は自分にあるとは思えない程の力を発揮することがある。」
例えば、事故で車の下敷きになった家族を救うために、女性が車を持ち上げる、などの事例がある
美麗姉さんがそう説明してくれた
栗「要するに自分の限界を超えた潜在能力。
普通の人間はそれを無意識に、そして必ず抑制するの。
危険な状況に合ったとしても、普段なら考えられない潜在能力が100％発揮する訳じゃない。」
だけど、と美麗姉さんはつけ加える
栗「Aにはそれが出来る。
意識的に、そして簡単に
自分の限界を超えた力を発揮することができるの。」
栗「『制限解除能力』
それが春咲Aのサイドエフェクトよ」
一見して難しい言葉が羅列されるサイドエフェクト
ランク的には確かBだった気がするな
検査を受けるまで、この能力にそんな名前がつけられるとは思わなかった
もっとかわいい名前が良かったな〜
来「制限…普通の人は必ず制御してるんだよね。それって脳から発信してるってこと？」
栗「そうです。人が勉強にしろ運動にしろ、力を出すとき、脳は『あなたの能力はここまで』と命令を出してるんです。」
今「なるほど…。身体に支障をきたすからね。」
栗「ご名答。限界を超えた力を発揮すれば、身体に負担がかかる。」
自分の限界を超えるということは
それほどの力を身体に与えるらしい
だから重荷となってしまう
生身の私ももちろんサイドエフェクトを使えるけど
サイドエフェクトに頼ってばかりいると
一定の限界をを超えた途端、
当然のように身体はボロボロになる
特に筋肉を使った制限解除に関しては
それを重々知ってるからこそ、
私はボーダーに力を貸した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名 - 続きを全裸待機 (2020年12月26日 23時) (
レス) id: 92da2ec8b0 (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - meさん» ｱｯ…！すみません…！誤字です…！作品です………お恥ずかしい………。これからもよろしくお願いします！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: 2aa79f3aec (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - meさん» meさん初めまして…！前作からご愛読くださった上に、このようにコメントをしてくださって、とっても光栄です…！本当にありがとうございます；；実は近々作品名を更新しようと思い、今準備してる段階ですのでmeさんの言葉は励みになりました！これからもお願いします！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: 2aa79f3aec (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - るーぴすさん初めまして！美麗姉さんの方から読ませてもらってます！もう本当にこのシリーズ大好きすぎて...。ぜひ続きを読みたいです！これからも頑張って下さい！！ (2020年11月27日 17時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - syo_taさん» しょーたさん初めまして！どぅわぁぁ！！ありがとうございます！！前回の小説から見てくれててる方がまたこの作品を読んでくれて、とっても嬉しいです！！待っててくださり、本当に有り難いです。これからもよろしくお願いします！！ (2019年6月29日 21時) (レス) id: 5d04ad1559 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るーぴす | 作成日時：2016年7月19日 19時
