栗「アイスティー」 ページ3
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美麗side
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運命は時に残酷だ
寺「じゃ、コレやっておいてね」
目の前の、山積みにされた紙の束はまるで悪魔の差し入れ
見るだけで顔が引き攣った
栗「あ、そう言えば用事が」
寺「ちなみに今日こそサボったら鬼怒田さんに言うから」
栗「……嘘でしょ……」
頭を抱えて机に突っ伏す
今の私には黒髪をガシガシと掻きながら唸ることしかできない
栗「大体………！何で上層部を下りてからこんなに雑用が多い訳！？わっけわかんないッ！！」
ボーダー上層部をやめ、ただのエンジニアとなった私は、最近こんな資料を書けだの報告書を書けだのばっかりだ
本当に勘弁して欲しい
寺「上層部をやめても、副開発長っていう肩書きは変わりないよ。てか元々サブの仕事はこういう紙切れの作業ばっかだから」
栗「しね……心の底からしね………」
呟きながら、ゆっくりと立ち上がる
寺「どこ行くの？」
栗「飲み物買ってくるわ…」
間延びした返事をしながら私は、汚れ一つない白衣を翻した
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栗「まったく…何で私があんな紙切れの作業しなきゃなんないのよ…｣
通路を歩きながら文句を垂れ流す
最近こんな事ばかりだ
そして文句を言ったところで現実が変わるはずも無い
しばらく歩くと、自販機が見えてきた
……作業長引きそうだし、ペットボトルよりもカップのが良いかな
そう思い100円玉を2枚、自販機に滑らせる
迷う事なくアイスティーのボタンを押す
……前に、
ピッ、と
後ろから伸びて来た手が、コーラのボタンを押した
栗「ぎゃあああああぁぁぁぁぁ！！」
驚きと怒りと悲しみの感情が叫びとなって口から出る
「…うるせぇな、耳元で叫ぶなアホ」
それは余りにも聞き慣れた声
全身を使って振り返ると、やはりそこには予想通りの人物が
栗「やっぱりオマエか！！！」
荒「だったらなんだよ」
冷めた表情で見下ろしてくるのは、唯一無二の幼馴染み
荒船はあたかも自分のお金で買ったかのように、自然な動作で自動販売機からカップジュースを取り出す
栗「何当たり前のように飲んでんだよ！！私の有り金返せ！！」
荒「ほらよ」
栗「コレ釣銭だよ！！！テメェ大概殺すぞ！！！！！！」
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匿名 - 続きを全裸待機 (2020年12月26日 23時) (
レス) id: 92da2ec8b0 (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - meさん» ｱｯ…！すみません…！誤字です…！作品です………お恥ずかしい………。これからもよろしくお願いします！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: 2aa79f3aec (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - meさん» meさん初めまして…！前作からご愛読くださった上に、このようにコメントをしてくださって、とっても光栄です…！本当にありがとうございます；；実は近々作品名を更新しようと思い、今準備してる段階ですのでmeさんの言葉は励みになりました！これからもお願いします！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: 2aa79f3aec (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - るーぴすさん初めまして！美麗姉さんの方から読ませてもらってます！もう本当にこのシリーズ大好きすぎて...。ぜひ続きを読みたいです！これからも頑張って下さい！！ (2020年11月27日 17時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
るーぴす(プロフ) - syo_taさん» しょーたさん初めまして！どぅわぁぁ！！ありがとうございます！！前回の小説から見てくれててる方がまたこの作品を読んでくれて、とっても嬉しいです！！待っててくださり、本当に有り難いです。これからもよろしくお願いします！！ (2019年6月29日 21時) (レス) id: 5d04ad1559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーぴす | 作成日時：2016年7月19日 19時
