惚れ薬【Koji.M】 ページ28
＊
魔女「もし、そこのお嬢さん」
魔法市場で買い物中、小さな出店の老婆に声をかけられた。
彼女は紫がかったローブを着てフードを深く被り、長い白髪が見えている。
『なにか』
魔女「"惚れ薬"はいらんかね？」
しゃがれた声でそう言い、小さな瓶を手に持っていた。
『"惚れ薬"…？』
魔女「そうじゃ、これを数滴飲み物に混ぜて好きな相手に飲ませるだけでたちまちあんたの虜さ」
その瓶の中身はピンク色の怪しい液体だ。
『…いりません、どうか他をあたって────────────』
魔女「あんた、好きな人がおるじゃろ」
私はその言葉に反応する。
『好きな、人…？』
魔女「見りゃわかる」
思い浮かぶのは、とにかく明るい、"彼"の姿。
『い、いません、そんな人…』
魔女「お試しでどうだい？安くしとくよ」
『…』
・
・
・
・
…買ってしまった。
私は自室で惚れ薬の瓶を眺める。
コップに水を入れ、それを数滴垂らす。
水は透明なままだ。
本当に効果があるのだろうか。
今思うと…騙されたかもしれない。
やっぱりこんな怪しい薬を飲ませるなんてできない。
バカバカしくなって、コップを机の上に置いたまま部屋を出た。
数分後、部屋に戻るとドアが開いている。
『…まさか…！』
慌てて中に入ると、向井さんがコップの水を飲んでいた。
『向井さん…！』
向井「ん？なんや？」
＊
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みきゃん - ありがとうございます！ (2020年7月4日 10時) (
レス) id: d7740713f5 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - みきゃんさん» はい！そうです！(笑)新作もよろしくお願いします！ (2020年7月4日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
みきゃん - あの、今更なのですが、阿部ちゃんのストーリーって私のリクエストですか？もしそうだったらありがとうございます(*^^*)新しいストーリー楽しみにしています("⌒∇⌒") (2020年7月3日 21時) (レス) id: bca343eb7e (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - めいさん» いつもありがとうございます！褒めていただけて嬉しいです(笑) (2020年7月2日 7時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
めい - このお話、凄くいいですね！私、見ているとなんだか恥ずかしくなります...(嬉し過ぎて照れちゃう...)めめ、凄くエロかったです....♪これからも更新頑張ってください！^_^ (2020年7月1日 23時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2020年6月17日 8時
