＊ ページ37
＊
渡辺「自分のせいだとか責めんな。俺らがお前を助けたくて助けた。ただそれだけだ」
『で、でも…っ』
宮舘「A、」
彼女は俺を見る。
宮舘「怪我はない？」
『…どうして、私の心配なんか…っ』
俺はそっと彼女の頬に触れる。
宮舘「Aが怪我しなくてよかった(笑)」
『…っ』
ポロポロと涙を流す。
渡辺「…普段強がってるくせに、何泣いてんだよ」
翔太は立ち上がり、彼女の頭をぎこちなく撫でた。
宮舘「俺たちは平気だよ(笑)」
彼女の魔法のおかげで、右脚の痛みもなくなった。
『ごめんなさい…っ』
渡辺「わかったから、もう泣くな。な？」
『はい…っ』
ドアが開く。
佐久間「おーい、調子どうよ？…って、A！？」
目黒「しょっぴー泣かせた？」
渡辺「ちげーよ」
彼女はゴシゴシと涙を拭う。
『…治療は、終わりました』
阿部「もう歩けるの？」
宮舘「うん、魔法の効果かな、体の疲れも取れてむしろ元気。Aありがとう(笑)」
渡辺「ありがとな」
『…いえ、当然のことをしたまでです』
岩本「車回してもらってるから、行くか」
俺たちは部屋を出る。
翔太と目が合う。
渡辺「…なんだよ」
宮舘「ほぼ同時だったね」
渡辺「気づいたら体が動いてた」
宮舘「お互い、彼女を守るために必死だったんだね」
彼はフン、と鼻を鳴らし、車に乗り込んだ。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みきゃん - 毎日チェックしています！応援しています！ (2020年6月14日 3時) (
レス) id: d7740713f5 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - ayaneさん» 把握です！更新頑張ってください！！ (2020年6月3日 1時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - *神奈月*さん» ストーリーの都合上そのお話はもう少し先のお話で書きます！お待ちください！ (2020年6月2日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - いつも面白いお話見させていただいてます！リクエスト失礼します！夢主ちゃんが過去を思い出し暗い気持ちになってしまった所をスノの全員に慰めてもらいたいです！ (2020年6月2日 1時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - リクエストおねがいします！ふっかさんと一緒にクレーンゲームへ行く話をおねがいします！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: e626ed85d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2020年5月22日 8時
