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＊
老婦人「そりゃあたしも魔女だからねえ」
この人が…魔女…！？
老婦人「それにしても桜雪家といえば名家じゃないか。なのになんで人間界にいるんだい」
『…それは…』
彼女は水晶玉を持ってきて、手をかざす。
老婦人「なるほどねえ、あんたも苦労したんだ」
水晶玉の光を見つめながら、彼女は言う。
老婦人「あたしゃ占いが得意でねえ、なんでも見えちまうのさ」
『…』
老婦人「あんただって十分実力があるのに、うまく発揮できてないみたいだね」
『私に実力なんて…ありません』
私は俯く。
老婦人「何がそんなに怖いんだい。自分を見放した家族かい？それとも嫌がらせをしてきた同級生かい？」
『…っ』
全部、とは口に出せずに唇を噛み締める。
老婦人「その恐怖心が邪魔してるよ。勿体ないねえ」
私は拳を握る。
私だって、弱くて臆病な私自身が嫌いだ。
老婦人「まぁ、そんなあたしも魔法界が嫌になって人間界で暮らしてんだけどね」
『…そうだったんですか』
老婦人「でもあたしゃちゃんとケリをつけて出てきたよ。逃げたわけじゃない」
『…私も、これ以上逃げちゃダメだって思ってます。誰もが認めるような、一人前の魔女になりたいんです…！』
彼女は水晶玉から目を離し、ちらっと私を見る。
老婦人「あんたもそういう表情、できるじゃないか」
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みきゃん - 毎日チェックしています！応援しています！ (2020年6月14日 3時) (
レス) id: d7740713f5 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - ayaneさん» 把握です！更新頑張ってください！！ (2020年6月3日 1時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - *神奈月*さん» ストーリーの都合上そのお話はもう少し先のお話で書きます！お待ちください！ (2020年6月2日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - いつも面白いお話見させていただいてます！リクエスト失礼します！夢主ちゃんが過去を思い出し暗い気持ちになってしまった所をスノの全員に慰めてもらいたいです！ (2020年6月2日 1時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - リクエストおねがいします！ふっかさんと一緒にクレーンゲームへ行く話をおねがいします！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: e626ed85d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2020年5月22日 8時
