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ちょっとした冒険 ページ33




『…』


魔法書を読み込む。


魔法薬の章には魔法薬を作るための材料や手順が書かれている。


今、私が所持している魔法薬は全て母が作ってくれたものだ。


私は魔法薬を作ることができない。


いや、できないわけではない。"成功率が低い"と言った方が的確だ。


一人前の魔女になるには、魔法薬の一つや二つ、自分で作れなければならない。


魔法書を読むと、家を出るときに持ってきた材料では足りないことがわかった。


私は御主人様たちからいただいた給料を持ち、ローブを羽織り、部屋を出た。


阿部「あれ、Aちゃんどこか行くの?」


『買い出しに出てきます』


阿部「いってらっしゃい(笑)」


屋敷を出て、いつも行くスーパーとは逆方向の街に向かう。


魔法薬の材料を買うには、"魔法市場"に行かなければならない。


魔法市場は魔女や魔法使いしか立ち入ることができない場所だ。


そこへの入り口は人間界のあらゆる場所から繋がっている。


当然、その場所は魔女や魔法使いしか知りえない。


東京に来たときから、一度は行ってみたかったのだ。


ある街の人通りが少ない路地裏にたどり着く。


そこに、人が1人通れるくらいの範囲でレンガが剥き出しになった壁を見つける。


そこに手のひらを押し当てれば、ゆっくりと体が壁の中に入っていく。


そして壁をすり抜ければ…


そこは魔法市場の景色が広がっていた。


*→←*



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設定タグ:SnowMan , 紅一点 , ファンタジー   
作品ジャンル:恋愛
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アズ(プロフ) - リクエストいいですか?夜、廃校でポルターガイストや奇妙な現象が起こる噂を知り、佐久間くんと向井くんと深澤くんが行くと夢主ちゃんが魔法の練習してた話をおねがいします (2020年5月20日 20時) (レス) id: e626ed85d2 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - ゆーみんさん» いえいえ!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2020年5月17日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - ayaneさん» すみません!私の理解力が足りていませんでした...。作者さん気を使わせてしまってすみません。ちゃんと理解しながら読んでいきます!こちらこそ丁寧にご説明いただきありがとうございました! (2020年5月17日 17時) (レス) id: e7f968e802 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - ゆーみんさん» ですが「!」のみですと表現が難しいため、これからも今までどおり「(笑)」を使っていきますのでご理解頂けるとありがたいですm(_ _)m応援ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年5月17日 12時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - ゆーみんさん» ご指摘ありがとうございます。台詞の最後に「(笑)」をつけるのは人物の感情やそのときの表情を表すために用いております。そのように聞こえてしまったのは私の文章力のなさからであり、大変申し訳ございません。 (2020年5月17日 12時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayane | 作成日時:2020年5月12日 10時

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