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深澤さんが異動になって、１ヶ月が過ぎた。
そろそろ季節が春になる頃だ。
あの日以来、彼には会っていない。
たまに連絡が来るも、こういうお店があったよとか、仕事の話を教えてくれる。
でも、それ以外の話題になることはない。
いっそ彼が神戸で素敵な人を見つけてくれたら私も彼を忘れられるのに。
そんなことを思っては、かつて彼がいた空っぽのデスクを見ながら思う。
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その日も私は残業していた。
渡辺「まだやってんのか」
『これだけは今日中にやりたくて』
渡辺「お前、働きすぎだろ」
『…今は、仕事が生きがいなんです』
仕事に追われ、毎日が忙しい。
でも、忙しければ深澤さんのことを思い出さなくて済むと思うと楽だった。
渡辺「…ふっかのこと、まだ引きずってんのか」
私は手を止め、渡辺さんを見上げる。
『なに言ってんですか、別にそんなこと…』
渡辺「俺にはそう見えるけどな」
『…そう見えるだけですよ』
渡辺「…まぁいい。とにかく無理すんなよ」
『ありがとうございます』
ああそうだ、と何かを取り出す。
渡辺「これ、渡しとく」
冊子を私のデスクに置く。
『社内報…？』
渡辺「開けてみろ」
言われた通りに冊子を開ける。
渡辺「ここ」
彼が指をさしたところには、深澤さんの写真があった。
『深澤さん…？』
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ゆめ - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした。毎日更新されるのを楽しみにしていました！やっと付き合うこてができたので2人のその後が気になります！ (2021年12月26日 13時) (
レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 毎日の更新が楽しみでした！完結おめでとうございます！寂しいですがとても素敵な作品でした！！！ (2021年12月26日 13時) (レス) @page34 id: ac9ad54f15 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - 完結お疲れ様でした！素敵なお話を読ませて頂きました。ありがとうございました☺ (2021年12月26日 12時) (レス) @page34 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2021年11月25日 7時
