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急げ。
阿部さんが待ってくれている。
息を切らしながら、カフェに着いた。
まだ明かりがついてる。
中に入ると、店主が出迎えてくれた。
店主「いらっしゃいませ」
『あ、あの…っ』
店主「阿部さんなら、あちらでお待ちです」
いつもの席に、彼は座っていた。
彼は私を見て、ニッコリと微笑む。
『お待たせしました；』
阿部「僕のほうこそ、突然呼び出したりしてすみません」
店主にコートを預け、席に着く。
店内はクリスマス仕様に飾り付けされていて、BGMもクリスマスソングが流れている。
私たちの他に客はいない。
阿部「食事はお済みですか？」
『あ、はい。テキトーに；』
買い出しに行くのが面倒くさくてカップ麺を食べたなんて言えない；
阿部「僕もさっき、シチューを食べました。ここのシチューは絶品なんです(笑)」
恐縮です、と店主が頭を下げながら、コーヒーをテーブルに置く。
阿部「…今日、Aさんに電話をかけるとき、すごく緊張しました」
『え？』
阿部「出てくれたらいいなって願って、勇気を出してかけたんです。そしたら出てくれた」
閉店の準備をしてきます、と言って店主が店の外に出る。
阿部「ずっと言いたかったことがあって、その…えっと…」
彼は緊張した様子で背筋を伸ばす。
私もつられて背筋が伸びる。
阿部「───────────好きです。僕とお付き合いしてください」
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ゆめ - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした。毎日更新されるのを楽しみにしていました！やっと付き合うこてができたので2人のその後が気になります！ (2021年12月26日 13時) (
レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 毎日の更新が楽しみでした！完結おめでとうございます！寂しいですがとても素敵な作品でした！！！ (2021年12月26日 13時) (レス) @page34 id: ac9ad54f15 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - 完結お疲れ様でした！素敵なお話を読ませて頂きました。ありがとうございました☺ (2021年12月26日 12時) (レス) @page34 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2021年11月25日 7時
