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誰かにやさしく触れられている感覚がある。
これは夢…？
それとも…
目を覚ますと、彼はベランダにいた。
その後ろ姿は、どこか寂しそうに見えた。
深澤「もうこんな時間だし、駅まで送るよ」
彼はそう言って、ハンガーに掛けていた私のコートを持つ。
深澤「うん、乾いた(笑)」
『ありがとうございます。何から何まで』
深澤「いいんだよ、俺は先輩なんだから(笑)」
コートを来て、外に出る。
雨が降ったあとの路面は濡れていて、街灯が映っていた。
並んで歩きながら、私は口を開く。
『あの、』
深澤「ん？」
"さっき、私に触れましたか？"
そう聞こうとしたけれど、やめる。
『…あ、いえ。今日はありがとうございました』
深澤「こちらこそ。観たい映画だったから、行けてよかった」
少しだけ無言になる。
…やっぱり、聞きたい。
『あの、さっき───────────────』
くるっと彼の方を向いたとき、足が滑る。
うそ、このままじゃ…
深澤「あぶな──────────────」
彼の手が私の腕を掴み、引く。
その反動で、私は彼の胸に飛び込んだ。
深澤さんからシャンプーのいい香りがする。
『す、すみませ…』
深澤「…」
すると彼は何も言わずに、ゆっくりと私を抱きしめた。
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ゆめ - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした。毎日更新されるのを楽しみにしていました！やっと付き合うこてができたので2人のその後が気になります！ (2021年12月26日 13時) (
レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 毎日の更新が楽しみでした！完結おめでとうございます！寂しいですがとても素敵な作品でした！！！ (2021年12月26日 13時) (レス) @page34 id: ac9ad54f15 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - 完結お疲れ様でした！素敵なお話を読ませて頂きました。ありがとうございました☺ (2021年12月26日 12時) (レス) @page34 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2021年11月25日 7時
