透明なラベンダー。３ (ページ3)

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『ここのカレーも変わってないね！(笑)』

目黒くんと一緒に社員食堂でカレーを食べながら言う。

目黒「どうだった？」

『なにが？』

目黒「深澤さんとの再会」

『…べ、別にどうもしないっていうか』

目黒「ちょっとカタかったぞお前」

『ほんと？』

目黒「うん」

『…でも、もう2年だよ。もう好きとかそういうのはないし』

目黒「彼氏はいる？」

『今はいない』

この2年間、それなりに恋もした。

だけど長くは続かなかった。

『目黒くんは？』

目黒「俺はいるよ。彼女」

『え〜！言ってよ〜！』

目黒「わざわざ言うことじゃねーだろ」

『今度紹介してよ(笑)』

目黒「するわけない」

『なんで？いいじゃん』

目黒「逆になんで？」

『でもよかった。お幸せにね(笑)』

目黒「ありがとう」

そっか、目黒くんは新しい恋、してるんだ。

『私も恋したい。誰かいい人いないかな〜』

そのとき、トントンと肩を叩かれる。

ラウ「僕なんてどうですか？(笑)」

『ラウールくん！？』

彼は私のとなりに座る。

ラウ「年下、意外とアリかもしれませんよ？」

『え、』

ラウ「なんてね♪」

『こら、先輩をからかうんじゃありません』

目黒「そうだぞ、わざわざこいつを口説いても得しねーぞ」

『そうそう…ってどういう意味！？』

ラウールくんは高い声で笑う。

ラウ「Aさんって面白いですね(笑)」

『あ、ありがとう…；』

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