透明なラベンダー。３ (ページ18)

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僕はしょっぴーたちと居酒屋にいる。

Aさん、いまなにしてるかな。

"神戸はどうですか？"とメッセージを送ってみる。

渡辺「てか、なんでこの3人？」

目黒「さぁ」

ラウ「たまにはいいですよね♪」

渡辺「こういう飲み会を開くのはふっかがやってたから、あいつがいないと変な感じだな」

ラウ「Aさんも今日一日いなくて寂しかったです」

目黒「そうか？」

ラウ「めめもたまにAさんの席チラチラ見てましたよね」

目黒「見てねーよ」

ラウ「今ごろふっかさんとAさんは何してるんですかね」

渡辺「飯でも食ってんじゃねーの」

ラウ「気にならないんですか？2人きりで行ってるのに」

渡辺「いちいち気にしててどうすんだ。中学生かよ」

ラウ「ついでにデートしてるかも」

目黒「それはないな」

ラウ「完全にないって言えます？」

僕はAさんから送られてきた夜景の写真を見て、それを彼らにも見せる。

ラウ「ほら」

目黒「今どきのスマホカメラは夜景も綺麗に撮れるんだな」

ラウ「そこじゃないでしょ」

渡辺「何が言いたい？」

ラウ「あんまりもたもたしてたら、Aさん、取られちゃいますよ？」

渡辺「は？」

目黒「俺は彼女がいるんだぞ」

バカバカしい、と言って酒を飲む2人の表情を見る。

やっぱり、ね。

嘘が下手だなぁ。

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