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阿部「3ヶ月だけこっちに?」
『はい』
阿部「じゃあ…もう1ヶ月もないんですか?」
…もうそんなに経つんだ。
『そうなりますね』
阿部「急に環境が変わったりして大変でしたよね」
『初めは大変でした。先輩にいきなり大量の資料を持たされてあちこち連れ回されて、ムカ〜ってきたんですけど、我慢したりして』
どうぞ、とフレンチトーストが置かれる。
手を合わせて、フォークで食べる。
『おいし〜!(笑)』
阿部「クスッ(笑)」
彼は笑う。
『え?』
阿部「表情がコロコロ変わって、まるで天気みたいな人ですね(笑)」
『初めて言われましたそんなこと(笑)』
阿部「僕も初めて言いました(笑)」
私たちは顔を見合わせて、また笑った。
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お店を出る。
『今日は、ありがとうございました』
阿部「こちらこそ、すごく楽しかったです(笑)」
『私ばかり話してしまいましたが…』
阿部「いえ、お仕事頑張りましょう、お互い(笑)」
『はい(笑)』
阿部「それに、この前より元気そうで安心しました」
『…あ、すみません、気を遣わせてしまって』
阿部「気にしないでください。僕たち友達なんですから(笑)」
『阿部さんも、辛いことがあったら私に言ってくださいね』
阿部「…」
『なんて、調子乗りすぎですね、私(笑)』
阿部「いえ、もしそういうときがあれば頼らせていただきます(笑)」
私は嬉しくなって、大きく頷いた。
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作者名:ayane | 作成日時:2021年9月24日 13時