夜景 ページ18
*
月曜日。
深澤「おはよう(笑)」
『おはようございます(笑)』
深澤「…」
挨拶をしたあと、深澤さんはまだ私の前に立ったまま動かない。
『…?』
深澤「金曜日、目黒とどこに行ってたの?」
『え、』
深澤「定時で仕事終わらせたあと、2人で一緒に会社出てったの見たんだよね」
深澤さん、見てたんだ…
『飲みに行ったんです』
深澤「2人きりで?」
『まさか、同期みんなで集まって飲んだんですよ(笑)』
深澤「なーんだ。俺はてっきりAさんが目黒とできてると思ってた」
私はガタッと体勢を崩す。
『どうしてそうなるんですか;』
深澤「いや、2人いつも仲良くはなしてるから」
『そりゃ同期ですから仲はそれなりに良いですけど…』
深澤「じゃあさ、俺ともご飯行かない?」
『深澤さんと、ですか?』
深澤「だって俺もAさんと仲良くなりたいから(笑)」
彼はそう言って笑みを浮かべる。
『じゃあ、今度行きます?』
深澤「やった、いつにする?今決めちゃおう(笑)」
彼は私のとなりに椅子を持ってきて、座る。
『別に今じゃなくても、』
深澤「今決めないと流れちゃうじゃん」
私は手帳とスマホを出し、照らし合わせる。
『じゃあ、この日なら…』
深澤「OK。空けておくよ(笑)」
彼は少し嬉しそうに言いながら、自分のデスクに向かった。
*
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作者名:ayane | 作成日時:2021年8月19日 9時