透明なラベンダー。

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出会いページ1

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季節は初夏。

もうすぐ梅雨入りという時期だった。

『異動ですか！？』

上司「3ヶ月だけね。どうしても人が足らないみたいだから、応援に行ってもらおうと思って」

『そんな突然…；』

上司「頼むよ、Aさんには期待してるからさ」

『は、はい…；』

上司「じゃあよろしく！」

あまりにもいきなりすぎる。

『どうすんの…；』

入社2年目の私は3ヶ月だけという条件で、他部署に異動になった。

しかも配属先は本社だ。

地元の支社で細々とやってきた私にはあまりにも環境が変わりすぎる。

会社が家具付きのマンスリーマンションを借りて、そこに暮らせるそうだ。

しばらく離れ離れになる家族や友人との別れを惜しみながら、私は田舎から都会に出ていった。

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『本日よりお世話になります。AAと申します。よろしくお願いいたします』

配属先のオフィスで私は挨拶をする。

頭を下げると、温かい拍手で迎えられた。

雰囲気の良さそうな職場だ。

上司「じゃあ、Aさんの席はあそこね」

『はい』

空いているデスクに座る。

もともとこのデスクに座っていた方は育休中だ。

となりに座っていた人に肩を叩かれる。

目黒「久しぶりだな」

『目黒くん！』

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