桜が舞う頃、君は。４ (ページ22)

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頭領会議ページ22

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ラウ「Aさん、」

ラウールくんが私の肩を叩く。

『どうしたの？』

ラウ「見て、定期テストの成績」

『どれどれ』

彼に定期テストの成績の一覧表を見せてもらう。

とても良い成績だ。

『すごい！えらいね(笑)』

よしよし、と頭を撫でると、彼は嬉しそうに笑う。

『じゃあ今日はラウールくんの好きな唐揚げ作ろうかな！(笑)』

ラウ「やったー！(笑)」

最近、彼は感情を素直に出すようになった。

だからついつい、私は彼を甘やかしてしまう。

向井「おい！」

向井さんがバタバタと駆け寄る。

向井「お前、ご主人様に甘えすぎやねん！」

ラウ「Aさんは康二くんのものじゃないでしょ」

向井「なんやと～！」

『ちょっと2人とも；』

深澤「おい佐久間、あいつら何か言ってるけどいいのか？」

佐久間「ほっとけよ。俺はあいつの"幼なじみ"っていう最強の立ち位置があるからな(笑)」

渡辺「得意気に言うな」

ラウ「Aさんは僕のこと好きー？」

『もちろん(笑)』

ラウ「僕も好き！(笑)」

佐久間「なっ…！？！？；」

『何？』

佐久間「いや、子どもの言うことだしな、そうだな？；」

『さっくんどうしたの？；』

こんな感じで、騒がしくも平和な日々を過ごしていた。

だけど───────────────

深澤「そろそろ時間だな」

『そうですね』

佐久間「ああ」

私と深澤さん、そしてさっくんと共に、屋敷を出た。

＊