＊ ページ3
＊
社食で昼食をとりながら、同僚と話す。
同僚「で、聞いた？」
『何を？』
同僚「本当に阿部さんに恋人がいるかどうか」
『…聞いてない』
同僚「だろうね」
『聞けるわけないでしょ；』
彼女は箸を置き、ふぅ、と息を吐く。
同僚「ここは私の出番かな」
『え、』
同僚「阿部さーん、こっち空いてますよ〜(笑)」
彼女は手を振りながら、ランチのプレートを持った阿部さんに声をかける。
『ちょ、え？；』
阿部「ありがとう、空いてる場所が見当たらなくて困ってたんだ(笑)」
彼は同僚のとなりに座る。
どういうつもり？と同僚に目で訴えかけると、彼女は任せなさい、と親指を立てた。
阿部「いただきます(笑)」
わー、美味しそうと言いながら食べ始める姿も可愛い…
いやいや、それどころじゃないってば、と自分で自分にツッコミを入れる。
同僚「あのー、阿部さんに聞きたいことがあるんですけど、いいですか？」
阿部「ん？何？」
『…；』
同僚「阿部さんって、彼女いるんですか？」
単刀直入…；
…彼はなんて答えるんだろう。
阿部「うーん、今はいないかな(笑)」
え…？
同僚「なんだ〜、じゃあただの噂なんですね(笑)」
阿部「俺ってそんな噂されてるの？(笑)」
同僚は私を見て、よかったねと微笑む。
それでも、私は何か違和感があって、素直に喜ぶことができなかった。
＊
評価50票ありがとうございます！
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayane(プロフ) - 阿部ちゃん先生数学教えてぇぇ（切実さん» そう言っていただけて嬉しいですが、続きは読者様のご想像にお任せします！ (2021年3月20日 9時) (
レス) id: 3593844f61 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - みきさん» ありがとうございます。今後のストーリーはみきさんのご想像にお任せします♪ (2021年3月20日 9時) (レス) id: 3593844f61 (このIDを非表示/違反報告)
阿部ちゃん先生数学教えてぇぇ（切実 - 続きが気になります！！！！ぜひ書いてください！ (2021年1月21日 22時) (レス) id: cf11270434 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - まだまだ続きが気になるような終わりかたでした。また、結婚までのストーリーとか読んでみたいです。結婚式も、チョコレートにかけた結婚式になるのでしょうか？ (2021年1月19日 15時) (レス) id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あべ 沙耶さん» お久しぶりです！もちろん覚えてますよ〜！テストお疲れ様でした！これからも応援よろしくお願いします♪ (2021年1月11日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2021年1月3日 8時
