* ページ35
*
Aが仕事で遅くなると知った俺は、駅まで彼女を迎えに行くことにした。
駅で待っていると、彼女は知らない男と改札を出てきた。
岩本「そちらはどなたですか?」
『せっ、先輩!会社の先輩!;』
Aは見るからに焦っている。
阿部「はじめまして、阿部亮平です(笑)」
目の前の男は、爽やかな笑顔で挨拶をする。
岩本「岩本照です」
俺も頭を下げる。
阿部「さっき、"迎えに来た"って仰ってましたけど、もしかして…」
『どどど同居人です!;』
阿部「同居人?」
『彼はただの同居人なんです!;』
阿部「そうでしたか。じゃあ、俺はここまででいいかな?」
『はい、ありがとうございました;』
阿部「また明日(笑)」
彼は俺に一礼し、改札を通る。
彼女はまだ落ち着かないようで目を泳がせている。
岩本「悪い、俺が邪魔したな」
俺がそう言うと、彼女は顔を上げる。
『ううん、来てくれてありがとう(笑)』
帰ろっか、と歩き出す。
岩本「…おう」
"俺は本気でAちゃんが好きだ"
"彼はただの同居人なんです"
その言葉が、何度も頭の中で響いては俺の心をかき乱す。
同時に、胸がつまるような感覚になる。
岩本「…」
俺は口元に手をあてる。
もしかして…俺…
嫉妬してる…?
*
1792人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayane(プロフ) - のびさん» ありがとうございます!のびさんのお気持ちが少しでも和らいだと聞いて、とても嬉しいです(笑)更新頑張ります!のびさんも体調に気をつけてくださいね! (2020年12月24日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
のび(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。ayaneさんの御心遣いに落ち込んでいた気持ちが少し和らぎました(*´˘`*)彼らを待っている間のキュン補給で毎日読ませていただきますね!体調に気をつけて更新頑張って下さい♪ (2020年12月23日 19時) (レス) id: f577811a42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayane | 作成日時:2020年12月16日 9時