ジェラシー ページ31
*
深澤「へー、どんな人?」
『どんなって…誰にでも優しくて、仕事もできて、憧れの人です』
深澤「好きなんだ、その人が」
私はゆっくりと頷く。
深澤「でも、俺にまだチャンスはあるよね?」
『え?』
深澤「俺ね、Aちゃんのこと好きみたい(笑)」
カチャン、とフォークを皿の上に落とす。
『な、何言ってるんですか;』
深澤「そのままの意味だけど?」
『冗談ばかり言うのは良くないですよ』
そう言いながら下を向いてフォークを持つと、彼はそっと私の手に触れる。
深澤「好きだよ」
『…深澤さん、』
深澤「俺、本気だからね」
・
・
・
・
その後、深澤さんと別れて帰宅した。
『ただいま』
岩本「おかえり」
『帰ってたんだね』
岩本「…どこ行ってたんだよ」
『深澤さんがね、美味しいスイーツのお店を教えてくれたの』
岩本「ふっかと行ったのか」
『うん。そこで食べたチョコブラウニーがすっごく美味しかったから照にも買ってきたよ(笑)』
はい、と袋を渡す。
岩本「…ありがとう」
彼は中身を見たあと、テーブルに置く。
『深澤さんっていろんなことに詳しいんだね。あんなお店知らなかった』
岩本「楽しかったか?」
『え、うん、楽しかったけど…』
岩本「そうか」
彼はそれっきり、黙ってしまった。
『…?』
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ayane(プロフ) - のびさん» ありがとうございます!のびさんのお気持ちが少しでも和らいだと聞いて、とても嬉しいです(笑)更新頑張ります!のびさんも体調に気をつけてくださいね! (2020年12月24日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
のび(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。ayaneさんの御心遣いに落ち込んでいた気持ちが少し和らぎました(*´˘`*)彼らを待っている間のキュン補給で毎日読ませていただきますね!体調に気をつけて更新頑張って下さい♪ (2020年12月23日 19時) (レス) id: f577811a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年12月16日 9時