君と私とチョコレート。

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＊


『あの、照は今ジムに行ってて、』


深澤「だろうね、だから今日来た(笑)」


『え？』


深澤「あんな屈強なボディーガードが常にいちゃ、デートに誘えないから(笑)」


『ボディーガードって…；』


深澤「いや、ほんとに照はAちゃんのこと大事にしてるよ」


『なぜですか…？』


深澤「いっつもAちゃんのこと心配してんだもん(笑)」


『心配？』


深澤「この前だって、"A落ち込んでたけど、何かあったのかな"とか"元気になってくれたらいいな"って言ってた」


照…


『…そう、ですか』


・


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・


・


深澤さんが教えてくれたスイーツ店で、チョコブラウニーを食べる。


『美味しい！(笑)』


深澤「はは、美味そうに食うな〜(笑)」


『本当に美味しいです！(笑)』


これ、あとで照にも買っていってあげよっと。


彼はじっと私を見る。


『？』


深澤「いや、可愛いな〜って思って(笑)」


『もうお世辞は大丈夫ですってば』


深澤「えー本気で言ってるけど(笑)」


私はスルーしてチョコブラウニーを口に運ぶ。


深澤「Aちゃんさぁ、好きな人いないの？」


ゴホッ、と咳き込む。


『い、いきなりですね…；』


深澤「その反応怪し〜(笑)」


『…いますよ、好きな人』


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