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ある日の休憩中。
いつもは同僚と昼食をとっているが、今日は彼女が休んでいるため私は1人で社食にいた。
誰かが前のテーブルにプレートを置く。
阿部「ここ、いいかな?」
阿部さんだ。
『はい、どうぞ(笑)』
阿部「ありがとう(笑)」
彼は私の前に座る。
阿部「どう?ひとり暮らしは慣れた?」
『…あ、友達と一緒に住んでいるので、実際はひとり暮らしではないんです;』
阿部「友達?」
『そ、そうです…;』
男の人と一緒に住んでいるとは言えない…;
阿部「そうなんだ、それなら少しは安心した(笑)」
『安心?』
阿部「うん、Aちゃんが家を出たって聞いて心配だったから」
『…私ってそんなにひとりで何もできなさそうに見えます?』
違う違う、と彼は手を横に振る。
阿部「そうじゃなくて、女の子のひとり暮らしはいろいろと危険だから」
『…?』
阿部「こないだの飲み会の日も、近くまで送った方がいいかなとか思ってたんだけど、そこまで考えちゃうのはお節介すぎたかな(笑)」
『阿部さん…』
そんなことまで考えてくれていたなんて…
胸の奥が音を立てる。
…え?
私、今阿部さんにときめいた?
まさか、これって…
阿部「ん?」
『あ、いえ…;////』
私は頭をぶんぶんと振って、お茶を飲んだ。
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ayane(プロフ) - のびさん» ありがとうございます!のびさんのお気持ちが少しでも和らいだと聞いて、とても嬉しいです(笑)更新頑張ります!のびさんも体調に気をつけてくださいね! (2020年12月24日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
のび(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。ayaneさんの御心遣いに落ち込んでいた気持ちが少し和らぎました(*´˘`*)彼らを待っている間のキュン補給で毎日読ませていただきますね!体調に気をつけて更新頑張って下さい♪ (2020年12月23日 19時) (レス) id: f577811a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年12月16日 9時